リカバリーフォーラムってどんなもの?(体験談と写真)


2018年は9月16日と17日に開かれた「リカバリー全国フォーラム2018
以下は、2017年までのリカバリーフォーラムに参加された方の体験談と写真です。

※なお、2018年のリカバリーフォーラムは無事終了いたしました。
→ 会場や参加費、スケジュールなどはこちらから

※行われたプログラムの内容についてくわしく知りたい方は
→ プログラムについてはこちらから


2017年も、奈良県から一人でやってきました。
このフォーラムは、当事者・医療関係者・ワーカー・学生・家族・一般の方達が一つになって、日頃の患者と医療者という関係から解き放たれ、みんなが意見を出し合い、交流を深める場です。

私は「リカバリー宣言2017」の分科会に参加しました。 (→2018年のそれぞれの分科会)
この分科会では、イタリアでの精神科病院の廃止に伴い、病院での治療に重きを置くのではなく、地域でケアすること、そして、健康・芸術・食事3つのバランスが大事で、その中心には家族の存在があるということを学びました。

▽分科会「リカバリー宣言2017」より

各グループに分かれ、感じたこと、疑問に思ったことなどを発表し、最後に今年の漢字ならぬ、今回の感じた気持ちを漢字一字で表し、この分科会は終了しました。

▽分科会「リカバリー宣言2017」(ワークショップ形式の分科会)

私は、今回高熱が出て一度は参加をあきらめましたが、コンボ10周年をどうしてもお祝いしたくて当日の午後から参加しました。
熱は下がらずふらふらでしたが、何とかたどり着き、毎年恒例の千人以上の前での2分間スピーチ「トークライブ」にも参加しました。
これは、誰でも参加でき、自分の思いを2分間で発表するというものです。コンボと出会い、たくさんのつながりができ、そのことによって自分自身のリカバリーにつながったということを話しました。

▽「トークライブ」の司会者からの呼びかけ

皆さんも、2018年はリカバリーフォーラム10回目の記念の大会です。
ぜひ、ステージに立ってください。貴重な体験ができると思います。
(奈良県)冨永真弘さん


私は統合失調症です。
リカバリーフォーラムに、生活支援センターの仲間とスタッフとで行きました。
トークライブ・基調講演・分科会など。とてもよかったです。

▽ホールでの基調講演やシンポジウムのようす

精神病の当事者の活動や精神医療も、時代とともに変わってきたのを肌で感じました。
何しろ当事者の活動がすごいです。
ピア活動・就労・WRAP(ラップ)・IMR(アイエムアール)…。

ですが、リカバリーとは就労だけでなく、パーソナル(人格的)なリカバリーが大切で、自分の生きがいを求めてその人らしく生きるリカバリーがあるんだ、というようなことも教わりました。
トークライブの壇上にあがった人達(誰でもあがれます)は、堂々と自分自身について語っていました。
「自分がこうなりたい」という目標や人物があると、それが励みになるし、リカバリーフォーラムから、病気になっても明るく前向きに生きようとする力をもらえました。
私にとっての課題は友達や仲間を作ること。
まだまだこれからであって、当事者の私自身の夢にむかって生きていく始まりだと感じた2日間でした。
(神奈川県)40代女性


私はリカバリーフォーラムに、第2回から6回連続で参加しました。
うち、1回はWRAP(ラップ)体験クラスのファシリテーター(進行役)として、提供する側で参加しました。
リカバリーフォーラムは、壇上であらかじめ決められた人だけが発言する場ではなく、壇下で話を聞いてる人が各々の声を上げることに醍醐味があります。
特に「トークライブ」では、壇上の人に対する質問だけではなく、(希望者は)自らが壇上に上がって自分の意見を言うこともできます。私はこれがたまらなくて常に会場の最前列に陣取ってました。

▽「トークライブ」で壇上から発言

ホールでの講演だけでなく、分科会も2日間で20個もあるので好きなところに参加できます

▽分科会(シンポジウム形式の分科会のようす)

夜の懇親会の盛り上がりがすごい(注意:懇親会は当日参加はできません)
全国からの参加者達と会食すると、意気投合して翌日には顔見知りになってます。
会場は東京なので地方からはなかなか足を運ぶのがむずかしいと思います。
しかし、それに見合った出会い・機会が得られます。
最後に、リカバリーフォーラムを一言でまとめます。メンタルヘルスの祭典ーこれぞリカバリーフォーラム!

▽懇親会のお料理と乾杯!

(岩手県) 藤枝脩平さん


8年前の夏にリカバリーフォーラムに初めて参加しました。
その当時の私は「病気の人=元気がなく、働けない」「健康な人=元気で働けて、人生を謳歌している」という思いこみがありました。
その頃に通っていたデイケアでも、利用者の仲間には「元気いっぱい!」という感じの人はいない印象でした。

けれど、リカバリーフォーラムの昼食時に、一緒にお昼を食べた方が私の思いこみを拭い去りました
その当時の私は、障害雇用枠で働いている人に会ったことがありませんでした。
しかしその方は、一般企業で障害雇用枠として働き、仕事がお休みの日にリカバリーフォーラムに来ていました。
〝病気があっても元気に働き、そして余暇の時間も楽しむことができる!”
彼女の存在がそれを証明していました。
「私もいつか彼女のようになりたい!」心底思いました。
病気があっても元気な人に出会えたことで、自分の「病気があるうえでどう生きるか」の価値観が変わりました

▽食堂のようす(1人で食べても、誰かと食べてもOK)

(福岡県) 相川知子さん


統合失調症の50代主婦です。
リカバリーフォーラムなしに夏は終らない…開催時期と場所が定番化してからは私の参加も定番化。
リカバリーフォーラムは出会いの場。
発病するまで研究者をめざしていたので各学会の研究大会と同じ全体会と分科会からなるスタイルはおなじみ。全体会はぶっちぎり、いきなり情報提供コーナーへ。
私の薬の製薬会社の方、出展していたワーカーの方、そして分科会司会だった研究者の方に地元支援者を加えた皆さんに日々の報告メールを送っています。

▽情報提供コーナー(たくさんの本に出会えます)

▽情報提供コーナー(こころの元気+のバックナンバーも) →バックナンバーはこちらから)


現在東京に1時間の駅まで夫が送迎。故郷へ工場労働者として通勤中。北関東で1日11時間労働をしていた私には、東京の7時間労働は楽に感じます。出産後の一般就労復帰。工場労働者への道…。
私のリカバリーしてゆく道を見守ってくださる方達と出会ったのが、リカバリーフォーラムです。
(群馬県)こだぬきさん