リカバリー全国フォーラム2015 ~プログラム~


Recovery Forum 2015 ~Programs~

★詳しくは開催案内の3~5頁をご覧ください
★プログラム及び出演者は変更の可能性があります。

※フォーラム内に出てくる用語の意味を解説した用語一覧を作りました。 コチラへ

【8月21日(金)】

 

9:30~ 受付開始

10:00~ 主催者挨拶

10:15~12:00 トークライブ
リカバリー全国フォーラムと「私のリカバリー」2015
リカバリーフォーラム出演者、参加者などによるリレートーク!
〇司会: 宇田川健(NPO法人コンボ) & 藤野英明(横須賀市議会議員)

13:00~15:00 記念講演
日本におけるピアスタッフの展望と課題 (仮)
〇講師:
原田幾世(日本ピアスタッフ協会会長:仙台)
引地はる奈(日本ピアスタッフ協会副会長:福島)
磯田重行(日本ピアスタッフ協会副会長:福岡)
〇座長: 髙橋清久(公益財団法人精神・神経科学振興財団)

15:15~17:45 分科会 & 特別セミナー

分科会1: リカバリー宣言2015
リカバリー宣言、今年は記念講演に出演したピアサポーターの皆さんとのコラボ企画です。記念講演では聞けなかった話を聞けるかも。また、直接話しもできます。2015年、リカバリーの鍵を探す旅に出ませんか? おしまいには、一人ひとりの「リカバリー宣言」をします。
〇出演: 増川ねてる&生田りこ(WRAPファシリテーター)、記念講演出演者の皆さん

分科会2: 精神障がいを持つ親への育児支援と育てられた子どもを支える支援
精神障がいがあっても、治療を受けながら出産し、子育てすることも当たり前の時代となりつつあります。しかし、精神障がいを持つ親とその子どもへの社会的支援は大変不十分で、子ども自身も精神疾患のハイリスクな状況に置かれています。また、十分な養育が受けられなかった子どもは、大人になってからも、様々な生きづらさを抱えて孤立しています。この分科会では、子どもの立場の方、子育て中の当事者の方、子育て支援に関わる地域の支援者の方など、多様な立場の方をお迎えして、これからの子育て支援のあり方を考えます。
〇出演: 横山恵子(埼玉県立大学)、蔭山正子(東京大学大学院)、岡田久実子(さいたま市精神障害者家族会連絡会) 、子どもの立場の方、子育て中の当事者の方、地域の支援者の方

分科会3: 私達がピアスタッフの仕事に魅せられる理由」~葛藤と共に価値と可能性を模索する~
日々、困難や葛藤に直面しながら、仕事を続けるピアスタッフ。ピアスタッフは何に突き動かされて仕事をしているのか、また何を大切にして仕事をしているのか、互いの語りに耳を傾け、分かち合ってみよう。現在の立場や経験は問いません。どなたでもお越しください。
〇出演: 日本ピアスタッフ協会: 川村有紀(障害者相談支援事業所てれんこ)、眞嶋栄(地域活動支援センターもくせい舎・ゆい)、古関俊彦(NPO法人颸埜扉)、相川章子(聖学院大学)、竹内政治(さいたま市精神障害者当事者会ウィーズ)

分科会4: IPS:仕事とリカバリー (IPS = 個別就労支援プログラム)
精神に障害のある人の就労が注目され大きく伸びてきている今、改めて自分にとって仕事って何か考えてみませんか? 自分らしい生活のためにはどんな働き方をしたらよいのか、自分らしい働き方を勤務先とどう折り合うか、自分らしい暮らしの為に仕事以外の大切なものって? ヒントがイロイロ見つかります!
〇出演: 池田真砂子(社会生活サポートセンターこみっと)、澤田恭一(就労支援センターFLaT)、本多俊紀(NPO法人コミュネット楽創)、香田真希子(目白大学)、IPS利用者、他

分科会5: ピアサポートの部屋 ~メタ元気+サークルズ2015~
この分科会は、ピアサポートグループに興味のある方のための分科会です。まず、ピアサポートグループの立ち上げ運営マニュアルについて紹介します。その後、参加者全員が小グループでのピアサポート体験の分かち合いを経験します。NPO法人コンボのピアサポート盛り上げ企画「PNPP(ピア・ネットワーク・プロモーション・プロジェクト)」にご参加いただいた皆さんにも、ご協力をお願いしています。
〇出演: 宇田川健(NPO法人コンボ)、有村律子(埼玉県精神障害者団体連合会ポプリ)、PNPPに協力していただいた皆様

分科会6: IMRでリカバリー! 2015 ~IMRの体験談を中心にWSMの話題まで~ 
(IMR: 疾病管理とリカバリー、WSM: 健康自己管理)
IMRやWSMはリカバリーの実現を目指すときにとても有用なプログラムです。IMRでは最初にリカバリーゴールをつくり、それに向けてみんなで語り合いながら様々なことを学びます。WSMはニューヨーク州の研究者と実践者がIMRを修正して開発したプログラムです。分科会ではIMRやWSMの説明のほかに、既に実践している施設から、IMR等がリカバリーにどう役立ったか、また率直な感想を当事者と実践者が話します。
〇出演: 内山繁樹、加藤大慈、木村幸代、中村亮太、藤田英美、古屋喜代子、三品桂子、森田和美、吉見明香、渡辺厚彦、生活支援センター西・鷹岡病院・日向台病院・横浜舞岡病院の皆さん

分科会7: デイケアの躍進!! ~多機能・多種多様なプログラムを実施するデイケア~
せっかく行くなら、楽しいデイケアがいい。でも楽しいだけではなく同じ目標に向かって高めあえる仲間が欲しい。この分科会では、それらの願いを実現するための多機能なデイケア、多様なプログラムを展開しているデイケアをテーマに参加型シンポジウムを行います。当日は、デイケアに訪問支援や就労支援、ピアサポート等を組み合わせ、実施しているデイケア従事者から報告をいただき、これからのデイケアを皆さんとともに考えます。
〇出演: 肥田裕久&木村尚美(ひだクリニック)、大山早紀子(立教大学)、多機能なデイケア・多様なプログラムを展開しているデイケア従事者の皆さん

分科会8: コミュニケーションの生き辛さを可能性に変えていく、イイトコサガシの『自分らしく』超初心者向けワークショップ
ワークショップのテーマは、全て自分の好きなものでOK! わかりにくくても、マニアックでも、まとまってなくとも、自分らしければOK! 好きなものの中から自分らしさを試していきましょう。自分らしさの中からコミュニケーションの気付きを得ていきましょう。目指すは3年後の自分への種まき。イイトコサガシが900回以上の試行錯誤の末に新開発した『はじめの一歩』ワークショップ、この機会にぜひご参加ください。
〇出演: 冠地情(東京都成人発達障害当事者会イイトコサガシ代表)、はーみあ(イイトコサガシ・ファシリテーター)

分科会9: 医療の場にリカバリー志向の風が吹く ~ピアサポーター活動(地域移行・地域定着支援)からの報告~
リカバリー志向の理念やサービスが育ちにくい医療の場において、地域で生活している当事者が病棟を訪問し、入院している方の地域移行支援や希望・夢の実現に向けた関わりを行うピアサポート活動が根づき始めています。 今回は地域活動支援センター等に所属する当事者(ピアスタッフ)の活動に着目し、医療専門職とコラボしながら本人の意思に寄り添うピアサポートの実践より、リカバリー志向サービスのあり方を学んでいきましょう。そして、医療の場にリカバリー志向の風を送り込みませんか。
〇出演: 相澤和美(地域精神看護ケアねっと;国際医療福祉大学)、川口敬之(NPO法人POTA;北里大学)、佐々木理恵(すぺぃろピアスタッフ)、尾山篤史(神奈川県地域移行・地域定着支援事業ピアサポーター)、和田公一(旭区地域生活支援拠点ほっとぽっとピアスタッフ)、塩田由美子(はらからの家ライフパートナー)、他

分科会10: 今あらためて人権を問う
精神科医療において増え続ける強制入院と隔離・拘束。昨年度施行された改正精神保健福祉法は、地域移行の促進をうたいながら、実際は医療保護入院の要件を緩和し、強制入院へのハードルを下げたといえます。さらに、長期入院患者を社会的入所へと横滑りさせる「地域移行支援型ホーム」が制度化されました。この分科会では、精神保健指定医資格の不正取得や患者情報の紛失等、次々と発覚する重大問題に焦点を当てながら、精神障害のある人たちの人権を問い直します。
〇出演: 長谷川利夫(杏林大学)、関口明彦(全国「精神病」者集団、権利主張センター中野)、ジャーナリストの方、田中直樹(全国精神障害者地域生活支援協議会)

分科会11: 学校メンタルヘルスリテラシー教育 ~各団体での取り組みをシンポジウムで~
WHOは精神疾患を3大疾患に位置づけており、海外では精神保健に対する普及啓発活動に力が入れられています。とりわけ学校での精神保健教育メンタルヘルスリテラシー(MHL)は、スティグマの軽減と早期介入の双方への視点から積極的に取り組まれています。私たち学校MHL教育研究会では、若者にメンタルヘルスの知識を届ける活動をしています。この分科会では、各団体でMHL活動をされている方々にお集まりいただきシンポジウムを実施します。
〇出演: 学校MHL教育研究会: 篁宗一(聖隷クリストファー大学)、上松太郎(横浜市立大学付属市民総合医療センター・看護師) 、久下明美(こころ・あんしんlight)、小塩靖崇(東京大学院教育学研究科・看護師/保健師)、他

特別セミナー: 予防からリカバリーまで~企業における効果的なセルフケアとラインケア~
本セミナーは、本年12月より施行される予定の企業における従業員のストレスチェック制度についてとりあげます。制度のポイントおよび運用上の留意点、企業におけるストレスマネジメントの実践とストレスケア制度の導入の課題、そして、リカバリー視点の企業における効果的なセルフケアとラインケアについて、それぞれの立場から語っていただくシンポジウムです。企業の人事関係者、医療従事者、就労支援に携わる福祉関係者、そして、当事者の皆さんのご参加をお待ちしております。
〇出演: 大野裕(認知行動療法研修開発センター;精神科医)、渡辺洋一郎(日本精神神経科診療所協会;日本精神科産業医協会;精神科医)、企業の人事担当者 〇司会: 高尾和俊(株式会社インターリスク総研)
◎参加費¥10,000 (リカバリーフォーラム参加者は無料)
〇特別セミナーのチラシはこちらから (裏面が申込用紙になっています)
〇詳しくはこちらから

18:15~20:15 懇親会 (別会場)

 

【8月22日(土)】

9:00~ 受付開始

9:30~12:00 シンポジウム
リカバリー志向サービスへの転換~当事者参加による社会的意思決定 part3~
〇シンポジスト:
矢部 滋也(一般社団法人 北海道ピアサポート協会)
市川左千子(埼玉県精神障害者団体連合会ポプリ)
伊藤 順一郎(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)
ほか
〇座長:
大島巌(日本社会事業大学) &  宇田川健(NPO法人コンボ)

13:00~15:30 分科会

分科会12: WRAP – 元気回復行動プラン
「私の元気を私が作る」・・・元気回復行動プラン《WRAP》。この分科会では、「元気」をテーマに、お互いの経験から学びあいます。進行は、全国の「WRAP ファシリテーター」達。学びと出会いの場にようこそ!!
〇出演: 全国のWRAPファシリテーターの皆さん: めんぼう、いしいちゃん、寿限無、きくっちー、まいまい、ももねこ、まーぼちゃん、まみ、ほっしー★、ゆき、コジコジ、りなっこ、なるみ、大川、よち、鳳凛、りん、コモンくん、とらちゃん、ねてる

分科会13: 地域移行と病床転換型施設を考える ~それぞれの立場から脱施設化の理念を語り合う~
精神科病院に長期入院されている方々の地域移行がなかなか進まない中で、精神科病棟転換型居住系施設として「地域移行支援型ホーム」が省令改正により登場してきました。「精神病床を削減し地域移行の突破口を開くもの」、「病院敷地内退院では地域移行と呼べない」など、激しく議論が対立する中で、改めて「地域移行とは何か?」が問われています。当事者、家族、病院、地域、行政等、参加者それぞれの立場から、改めて脱施設化の理念と方策を語り合います。
〇出演: 古屋龍太(日本社会事業大学)、中越章乃(神奈川県立保健福祉大学)、小佐野啓(相談支援センタークレイ)、他

分科会14: アンチスティグマとリカバリー ~内なる偏見をさらけ出そう!内なる偏見を克服するには?~
今回は、これまでの「アンチスティグマ」分科会で、重要な問題とされながらもあまり取り上げることがなかったテーマ「内なる偏見」を真正面から取り上げます。 当事者、家族、医療従事者、それぞれの立場から、どのように「内なる偏見」とむきあったのか、語っていただきます。そして、どうやったら克服できるのかを、参加者の皆さんとともに考えたいと思います。
〇出演: 宇田川健(NPO法人コンボ)、島本禎子(杉並家族会)、小笠原勝二(西多摩虹の会)、澤田優美子(日本社会事業大学大学院、)横山恵子(埼玉県立大学)

分科会15: ACTなどの精神科訪問支援 ~拠点の立ち上げ・維持・発展のために~
障害による様々な苦労を抱えた方々に対する訪問支援の重要性が認知されてきています。しかしその支援の担い手は常に不足しており、支援の質はさることながら必要なサービス量を確保することも困難です。この状況を改善するべく、当事者・家族・支援者が各地でどのような志を持ち、拠点の立ち上げや維持のために働きかけたのかを、皆さんと共有します。そして、今後一人一人が無理なく地域支援の担い手となれるように理解を深めていきます。
〇出演: 増子徳幸(リンクよこはま訪問看護ステーション)、訪問支援の拠点づくりを支援する家族会メンバーの方、訪問支援を展開する法人の理事の方(家族の立場)、訪問支援のスタッフの方、訪問支援にかかわるピアの方、等

分科会16: これからの働き方を語ろう
働く人のミーティングCATは、千葉県市川市で月に一度、主に精神障害がある働く人が集まり、仕事の悩みを話したり、解決方法を話し合ったりしています。この分科会では、CATメンバーから就職活動や仕事の体験談をお話しします。また、参加者の皆さんと、これからの働き方について語り合いたいと思います。
〇出演: 働く人のミーティングCAT実行委員、NPO法人NECSTスタッフ

分科会17: 家族のピアサポート
家族のピアサポートの活動として、家族による家族学習会を2007年度から実施しています。今年度は全国で50か所以上の家族会が実施予定で、きょうだいの立場や、摂食障害の家族といった形での取り組みも始まっています。また、精神科病院で家族学習会を行うという新しい取り組みも今年度から始まりました。この分科会では家族学習会の概要や、上記の取り組み状況の報告、家族学習会のデモを実際に行い、家族、支援者のご理解をえられるような内容をお伝えします。
〇出演: 平野章夫(横浜市鶴見区家族会のぞみ)、井汲悦子(横浜市栄区家族会さかえ会)、天川智子(さいたま市もくせい家族会)、家族学習会普及事業企画委員:倉澤政江(横浜市西区家族会もみじ会)、柏木彰(横浜市中区みなと会)

分科会18: 権利擁護とリカバリー
この分科会は、「権利擁護」をキーワードとして、精神科医療や地域社会での様々な障壁をなくすことを目的としています。精神障害者の社会参加と共生社会の実現に向けて、私たちが取り組むべき課題を皆で討論し意見交換しましょう。
〇出演: 四方田清(日本精神保健福祉士協会)、松田裕児(成田市社会福祉協議会)、当事者、ご家族、弁護士、精神科医師等

分科会19: 希望とリカバリーのための診察サポートツール「SHARE」 (SHARE:Support for Hope And REcovery)
私たちは、リカバリーに役立つ診察を実現するため、当事者と精神科医の共同意思決定(Shared Decision Making)を支援するパソコンツール「SHARE」を開発し、試行的研究を行っています。当日は、①「SHARE」の紹介、②今実際に職場で使っている皆さんの体験談、③「SHARE」のプロセスの一部を体験する時間、という流れで進めます。ぜひ、未来の診察を体験しにきてください。
〇出演: SHAREに関わっているピアスタッフの方、藤田英親&岡本和子(国分寺すずかけ心療クリニック)、伊藤順一郎(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)、福井里江(東京学芸大学)、他

分科会20: リカバリーの視点から薬と体の健康の関係を考える
NPO法人コンボでは、設立以来薬の適正な使用を訴えてきました。その背景には多剤大量処方による身体合併症や突然死の問題が頻発していることがあります。国際的にも「薬は管理をして使うべきもの」、「薬だけに頼らない医療の必要性」などが重要であると言われ始めています。この分科会では、リカバリーの視点から、薬と体の健康の関係を考えると共に、国際的にもこうした考え方が当たり前になってきている事を確認する場としたいと思います。
〇出演: 渡邉博幸(千葉大学)、西田淳志(東京都医学総合研究所)、黒川常治(当事者)、他

分科会21: 《公募企画》 PSTで支援職から始めるリカバリー ~専門職の当事者研究で現場をリカバリー思考へ変革~
「PST(プロフェッショナル・スキルズ・トレーニング)」とは専門職が、当事者研究やSSTを用い、ケース検討や援助スキル向上等、北海道浦河べてるや病院の職員が実践するもので、関東でも、べてぶくろ向谷地宣明氏を講師に「OST(おりていく・スキルズ・トレーニング)」という会を始めました。当分科会では、PSTワークショップを行い、参加者の皆が日々を振り返り、リカバリーって素晴らしいと再確認する場にしたいと思います。
〇出演: 向谷地宣明(べてぶくろ・浦河べてるの家)、木村純一(べてぶくろ)、白江香澄(NPO法人ふらじゃいる・精神保健福祉士)、中島裕子(訪問看護ステーションKAZOC・看護師)、斉藤剛(就労B型レジネス・社会福祉士)

分科会22: 《公募企画》 働き続けるための支援策 ~私たちはこうしています~
精神障害者雇用が急速な勢いで拡大している一方で、長続きしないという雇用者側の声もあります。しかし、長年精神障害者を雇用し、当事者が継続して働き続けている職場は数多くあります。この分科会では、働き続けるための支援をテーマに、雇用者、就労支援機関、当事者の皆さんから、どうすればいいのかを語ってもらい、そのノウハウを共有します。
〇出演: 保坂幸司&金塚たかし(NPO法人大阪精神障害者就労支援ネットワーク)、企業の人事担当者、働いている当事者

15:45~16:30 クロージング

 

(Last Updated: 2015/06/22)