「こころの元気+」は、コンボの
賛助会員の方に(
※毎月15日頃までに)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。毎月テーマが変わる特集の部分と、同じコーナーが続く連載の部分でできています。
→『こころの元気+』とは
コンボがときどき行っている読者アンケートでは、ストレスを感じる理由や気持ちがマイナスになる理由の1位は常に人間関係によるものです。
人間関係がストレスに感じる最大の理由の一つは、お互いに巻きこまれてしまい、その関係が悪循環のようになってしまうことです。
今月号は、「巻きこまれてしまう関係」は、自分自身が悪いのではなく自然のことであること、そうした体験があるからこそ、よりよい関係を考える事ができることを伝える特集です。
【8月号の内容】
特集1 まんが「境界線ってどうやって作るの?」(ぼうえんぎょ)――ADHDのぼうえんぎょさん。双極性障害の夫に巻きこまれたり、実母に巻きこまれたりの毎日をちょっとユーモラスにまんがにしました。
特集2 巻きこまれってどんなこと(舳松克代:田園調布学園大学)――一般的に、「巻きこまれることはよくないこと」と思われます。ところが! 「巻きこまれることはすばらしいこと」ということがよくわかります。
特集3 巻きこまれアンケート――読者71人の回答によるアンケート。どこで誰に巻きこまれるかという第1位は、やっぱり、「家で」「家族などに」で44%でした。さてその他の結果は?
特集4 巻きこまれて、関係が悪化しました――巻きこまれてしまったことで関係が悪化してしまった7人の体験談。
特集5 まんが「私が巻きこんじゃいました…」(鳥さなぎ)――眠れなくてランチをドタキャンしてしまった鳥さなぎさん。友人と話しているうちに、だんだん相手を巻きこんでしまう体験をまんがにしました。
特集6 巻きこまれた体験が役に立ちました――巻きこまれたことが、その後の生活に役だったという人はたくさんいます。人間関係を見直したり、巻きこまれることで始まる関係、など6人の体験談です。
特集7 巻きこまれ状態からの脱出の工夫――巻きこまれの状態から脱出した人3人の体験談です。
特集8 家族やまわりの方へ 巻きこまれ状態からの脱出法(高森信子:SSTリーダー)――ご存じ、高森信子さんからのアドバイスです。巻きこまれ状態が続く、ご家族向けの文章です。本人と家族の考え方の違い、解決のためにできることなどを具体的にわかりやすく説明してもらいました。
特集9 「問題」を問題として、その人と区別して観る(下平美智代:リカバリーサポートセンターACTIPS)――心理療法の手法の一つである「外在化」の紹介です。「症状」や「問題」をその人の外側に取り出して対象化することで、「問題」を問題として、その人と区別して観るという手法です。こんな見方もできるのか、とちょっと目からウロコです。
▼表紙モデルの撮影風景とインタビューはこちら