特集1「自分らしさ」がわからない(229号)


特集1
「自分らしさ」わからない(229号)

○「こころの元気+2026年3月号より
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「自分らしさがわからない」と感じたきっかけや思い、
どう過ごしていたのか、それがどう変化したか、
などの皆さんの体験談です。


試験紙のよう 
ふるぼっくりさん(茨城県)

私はよく「やさしい」と言われます。
でもそれは「自分がない」と言われているとも思います。

私のまわりの友達は、皆自分が強く、しっかりやさんです。
私はというと、しっぽにくっついて歩いて…いつもまわりのご機嫌をうかがっていました。
よく言うと「癒し系」などと言われます。
けんかの仲裁などもしていました。

なので、「自分をしっかり持って」等々と言われることもあります。

どんな色にも染まる試験紙のようだと自分では思います。
自分のはっきりとした色が思い出せないのです。
仮に「自分はこうだ!」と一時的に思っても、反発にあうと、またゆらゆらと軸が揺らぎ始め戻ってしまいます。

そうなった理由の1つは育ちのせいもあると思っています。
私は幼い頃より、「あれもいけない、これもダメ」といった威圧的な家に育ちました。
いつしか繊細なうえに過敏で、内向的に人の顔色をうかがうようになりました。
自分を押し殺すようになりました。

なので、そんな自分を責めるだけでなく、自分で自分を癒し、ゆっくりと自分らしさを構築していきたいです。
自分がないわけはないのですから。

 


嫌だった 
桃子さん(兵庫県)

私は今まで表面上の転職活動を7回もしていました。

途中で発達障害の自閉スペクトラム症だとわかり、
「自分がうまくいかないのは障害がすべてだ」と思いこみ、自暴自棄になりました。

就職活動では必ず自分らしさについて問われます。
自分と向き合うのが嫌だった私は逃げ続けて、何もかもうまくいかないのは障害のせいにしていました。

しかし、次を人生最後の就職活動にするため、思い切って自己分析の本を買い1週間向き合いました
そのおかげで、自分らしさについて少しずつわかるようになりました。

また、家族・親友・デイケアの担当者さんに自分の長所と短所について質問し、知らなかった自分の姿がわかり、自分らしさについて少しだけど理解できました。
おかげで採用も決まり驚いています。

たぶんプライドが高いけど、大切な人には全力で向き合うのが私かなと思っています。

 


夢と違っていた 
あゆみさん(長崎県)

私は学生時代、少女漫画が好きで恋愛や恋愛結婚を夢見ていました。
できれば授かり婚をするくらいはげしい恋をしたいと思っていました。
よくしゃべる異性や、バレンタインにチョコをあげたら翌日からしゃべってくれなくなった異性もいました。

都会で1人暮らしを始めたものの何もかも慣れることができず、次第に生活は乱れていきました。
過去と決別しなければならない現実に直面して、苦しくて悩み続ける日々が続きました。

今思えば、当時は漫画のような二次元の世界に恋してたようで、私という存在は、激情派ではなくおだやかな性格で、争いは好まないし、なかなか融通のきかない性格というか、そういう何かをかかえている存在であるように認識します。

自分らしさはぼんやりとしてわからないですが、その場しのぎをそろそろやめ、こだわりをやめて小さな幸せ探しをしていきたいところです。ゆっくり自己受容して整理したいです。
努力を勧める知人も近くにいますが、少しずつ行動を修正というか、意識しながら動きたいです。

 


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