噛み噛みダイエットにチャレンジ!(本人)


こころの元気+ 2011年7月号特集より


特集1 食習慣って生活に影響します

噛み噛みダイエットにチャレンジ!
京都府
ミナミヒロコさん


一週間で効果が出始めた

いつものように食事をしていて、ふと考えました。
うどんをまる飲みするように食べていたのですが、これって早食い? と。
早食いは肥満の元だということは知っていました。
前にテレビで、一口につき200回噛んで4キロやせたという人がいたことを思い出し、私もよく噛んでみようかなと思うようになりました。
それから、ゆっくり時間をかけ、よく噛んで食事をするようになりました。
すると、一週間くらいして、体重が1キロほどストンと落ちたのです。
その後、一か月に2から3キロペースでどんどん落ちていき、半年で15キロやせました。
ウエストは20センチ、太ももは10センチ減りました。

実践方法

最初は、噛み忘れ防止のために、数を数えて噛んでいました。
一口につき70回です。
でも、やわらかいものは、70回噛む前に、溶けてなくなりました。
慣れると、数を数えず、ドロドロしてきたら飲み込むようにしました。

継続のコツは、わくわく感を持つこと

はっきり言って、ただもぐもぐとよく噛んでいるだけでは、めんどうだしストレスに感じると思います。
何事も楽しくなければ長続きしませんよね。
まず、朝起きて一番にトイレに行ったあとに、体重測定を行いました。
そのとき、服はぬぎます。ウエストと太もも計測し、ノートに毎日記録しました。
それと、グラフをつけました。体重に変化がなかったり増えていたりすると、それもストレスになるかもしれませんが、減っていると、それが楽しくてしかたがないという感じです。
体重計は、デジタル式がおすすめです。
0.1キロ単位で量れるので変化がわかりやすいからです(ただし神経質にならないようにご注意を)。

よく噛むことはメリットがいっぱい

よく噛むことは、ダイエットだけにとどまらず、メリットがたくさんあります。
①脳が刺激され、活性化される
②消化吸収を促す
③よく噛むことで甘みが増し、おいしく食べられる
④顔の筋肉が鍛えられ、美容にもよい
などなど。
メリットを知っていれば、意欲につながると思います。

食欲暴走を防ぐには

食べたいという気持ちを無理に抑えると、食欲が暴走してしまいます。
偏った食事や食べないダイエットがありますが、それは絶対成功しないと思うし、何より健康を阻害します。
三食栄養バランスのとれた食事をしてください。
ゆっくりよく噛んで食べると、食べ過ぎる前に満腹感が得られます。
しかし、間食したくなるときはもちろんあります。
私の場合、おなかが空くと、するめやこんぶを食べていました。
甘いものがほしくなると、カロリーゼロのジュースを飲みました。
それでも食べたいときは、少しだけ食べたり、たまに好きなだけ食べる日をつくったりしました。
まったく食べてはいけないということは決してなく、うまくコントロールできるといいと思います。

がんばらないと「いけない」とは思わないで

やせないと「いけない」、がんばらないと「いけない」とは思わないでください。
ダイエットに限らず、「.しないといけない」と思うのは、とてもつらいものです。
確かに、そのように考えることが必要なときもあるかもしれませんが、つらいことは長く続けられません。
どうせやるなら、楽しくやらないと!
結果のために過程を苦しむのではなく、過程を楽しみ、結果を得てください。