役所の方へ 伝えたい感謝の気持ち(本人)


こころの元気+ 2014年6月号特集より


特集3
役所の方へ 伝えたい感謝の気持ち


自分でもできることを知りました
(兵庫県)しの丼さん


初めて自立支援の申請をしに役所を訪れたとき、役所の方々にとてもお世話になりました。

当時、私は自立支援制度についてあまりよくわかっておらず、申請の際どのように役所の方に声をかければいいのかわからず不安でした。
また、心身共に弱っており、人に会うと緊張して弱々しい声しか出ませんでした。
そんな状態の私に、スタッフの方はやさしく、何がわからないか、何に困っているかなどを順々にゆっくり聞いてくださり、そのおかげで私は、一つひとつ自分の意思を伝えることができました。
申請するのに必要な情報や申請書の書き方をていねいに教えてくださったので、その後の継続申請や申請内容の変更手続きも自分でスムーズに行うことができるようになりました。

今でも役所関係の手続きは不安で緊張しますが、当時の役所の方々の対応のおかげで、ちゃんと自分から働きかけて聞けば、まわりの人が助けてくれる、自分の力でもやりとげられるということがわかり感謝しています。


具体的でわかりやすくなりました
千葉県 梶原巌さん


役所の方には、とても感謝しています。
何かの手続きで窓口に行ったときも、私が必要な書類やハンコなどを見つけられないでおろおろしていると、混雑しているのにもかかわらず「だいじょうぶですよ。ゆっくり探してください」と言ってくださり親切な方が多いです。

私は 20年ほど病気を患っていますが、昔は、「何とか早く処理をしよう」ということを中心に考えている方が多かったようです。
最近は、困った場合、それぞれの個別の問題に対してきめ細かく選択肢を提案してくださる相談員の方が増えました。
自分だけでなく、親の介護、経済的な問題など複合的な問題の場合も真摯に対処してくださる。
以前は、利用できるサービスや施設のリストを渡されて終わりということが多くて、サービスや施設をどう利用したらいいのかわからないことが多くありました。
申し訳ないことなのですが、調子が悪くて頭が回らないことが多々あります。
具体的な方策を、わかりやすく提案してくださる方が増えたのは本当にありがたいです。