コンボの動き 第86回こんぼ亭「優しさを伝えるケア技術ユマニチュード®」報告


コンボの動き
vol.115 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。


こころの元気+2023年5月号より
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○2023年3月18日開催  ※今後のこんぼ亭は→コチラ  ※終了したこんぼ亭は→コチラ
第86回こんぼ亭
優しさを伝えるケア技術ユマニチュード®」報告

筆者:コンボ事務局


2023年3月18日、こんぼ亭「優しさを伝えるケア技術 ユマニチュード」をオンラインで開催しました。
前半は、本田美和子さん(日本ユマニチュード学会/東京医療センター)によるご講演でした。

今回のこんぼ亭では、
ユマニチュードを学ぶ前と後で、支援する方・される方がどう変わったのか、
身体のよい触れ方とは、
介護以外の例として消防署でどう活用されているか、
などを実際の映像で見ながら、お話を進めていただきました。

後半ではライブで参加者から送ってもらった質問について、答えていただきました。

 

▼ 開催後アンケート(一部抜粋)

開催後のアンケートでは、いろいろな方から感想をいただきました。一部ご紹介いたします。

●高齢の親を持つ精神障害の当事者です。
何度も聞き返す耳の遠い母親に(過去と現在の恨みもあり)、大声の高い声できつく言ってしまい怖がらせていたと、やっと冷静になれました。
これから「耳元にまわって、低めの声でゆっくりと」話すように気をつけます。
講座をよいきっかけに、少しでも高齢の親との関係がよくなるよう、自分も前に進みたいと思いました。
ぴかりん

●「だめなことを、だめだと効果的に伝えるには?」の質問を取り上げていただき、ありがとうございます。
悩んでいましたが、先生もいっぱい失敗されたと聞き、心強かったです。
そめさん)

●小学校でいじめの被害経験があり、また肉親から人格否定的・支配的な教育を受けて育ったため、適切な感情の伝え方やコミュニケーション方法、距離感がわからないでいました。
「ケアの5ステップ」やその背景にある考え方を知ることができ、とても参考になりました。
ジジさん)

●ユマニチュードは、ひどく心が傷ついている人のケアにも有効なのではないかと考えます。
精神科病院に長期入院している方や虐待で心を閉ざしてしまった方など、言葉による援助が伝わりにくい方に向き合うとき「あなたを人間として尊重します」というメッセージを届けられるのではないかと期待します。
フィオナさん)

 

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