ちょっと知りたい! 地域若者サポートステーション(サポステ)


ちょっと知りたい!
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第75回 地域若者サポートステーション(サポステ)
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著者:川崎なつみいちかわ・うらやす若者サポートステーション


サポステとは?

地域若者サポートステーション(通称サポステ)は、働くことにふみ出したい若者達とじっくりと向き合い、本人やご家族の方々だけでは解決がむずかしい「働き出す力」を引き出し、「職場定着するまで」を全面的にバックアップする15~49歳の方を対象とした厚生労働省委託の支援機関です。

目的と内容

「働いていく自信がない」
「コミュニケーションが苦手」
「人間関係でつまずいた」
「面接が怖い」
「ブランクがある」…、
理由はさまざまですが、「働きたい」という気持ちを持ちながらも就労に向けた具体的な行動にふみ出せずにいる若者達に対し、相談支援に加えて、実践的な職場体験やさまざまなプログラムなどにより就労につなぐと共に、安定就労から自立までを総合的に支援することを目的としています。

相談員による個別の就労相談だけではなく、ビジネスマナー講座、パソコン講座などのプログラムや、職場見学、職場体験を通して「働く」に向けて実感できるようなサポートを進めています。
相談支援を通して就職活動の伴走支援を行いながら、職場体験プログラムや集中訓練プログラム等の具体的な体験機会を提供することで就労に結びつけ、若者一人ひとりが自分のペースで安定的に働き続けられるように支援しています。


いちかわ・うらやすでは

私がいる「いちかわ・うらやす若者サポートステーション」は、千葉県市川市で、ひきこもり・ニート支援を20年以上続けてきた認定NPO法人ニュースタート事務局が、厚生労働省から委託を受けて14年前に開所しました。
10代から40代まで、さまざまな世代の方が来所されています。

全国各サポステで支援プログラムはそれぞれですが、いちかわ・うらやすでは、サポステに慣れてもらうために、
コミュニケーションの練習や軽作業などを行う「サポスタート」、
初心者の方でもWordやExcelを1から始められる「パソコン講座」、
羊毛フェルトやコラージュなどの「手作りワーク」
など、さまざまなプログラムを取り揃えて、その方のペースに合わせてプログラムに参加していただいています。
また、職場見学、職場体験には、たくさんの業種、企業の協力で、希望や状況に合わせていろいろな仕事を体験することができます。
働く一歩を踏み出したい、そんな若者を伴走支援していくのが地域若者サポートステーションです。

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