ピアスタッフアンケートの記述回答(2020年3月号)


コンボでは、2020年3月号『こころの元気+』の特集「ピアスタッフになれますか?」でピアスタッフについてのアンケート募集をしました。
レイアウトの関係でアンケート結果の一部を誌面に掲載しきれなかったため、その一部分をここで公表いたします。
2020年3月号『こころの元気+』の誌面「特集6」とあわせてご覧ください。
なお、このアンケートに回答してくださったのは129人の方々です。心より御礼申し上げます。

◆アンケートについて◆
アンケート実施期間:2019/12/12~2020/1/5のネット調査
有効回答者数:129人
対象:ピアスタッフ等の研修を受講した当事者、コンボの賛助会員と無料メール会員の当事者の方

▼アンケート結果から

質問1ピアスタッフの経験についてお伺いいたします。
あなたは、ピアスタッフの経験がありますか?

回答 129人(100%)
今まで一度もピアスタッフをした経験はない 87人(67%)
過去にピアスタッフをしたことがある 11人(9%)
今現在、ピアスタッフをしている 31人(24%)

 

質問10ピアスタッフとして働くことにやりがいを感じていますか?

回答 質問1で過去か現在にピアスタッフとしての経験がある42人(100%)の回答
とてもやりがいを感じている 27人(64%)
少しやりがいを感じている 8人(19%)
あまりやりがいを感じない 3人(7%)
まったくやりがいを感じていない 2人(5%)
よくわからない 2人(5%)

質問11質問10の回答の理由をお教えください(15文字以内)

回答(一部省略あり)

▽質問10で「とてもやりがいを感じている」を選んだ方の記述回答
力をもらえる
利用者の方と苦楽を共にできる。
仲間、友人の支えになりたいから
他職種に無い専門性を発揮できる
相談支援専門員の仕事が自分に合ってるしやりたい仕事だった。
人の役に立てているという実感があるから
職場の方と対等に話す環境がある
自分自身も日々助けられるから。
自分自身の居場所でもある
自分らしく働けているから
自分も元気になれるため
自分の障害経験が活かせるから
経験を大切にして貰える
経験を共有できること
楽しい
医療福祉や社会にちょっと恩返しできた
マイナスの経験をプラスに変換
ピアでないと出来ないことありますよね。
ピアスタッフのニーズが確実にあるから。
お客様が少しでも元気になれる

▽質問10で「少しやりがいを感じている」を選んだ方の記述回答
自分の成長に役立つから。
講演活動など、当事者会活動の幅が広がったから。
自分の力不足も感じるため
自称ピアでほとんど経験を語らないので。

▽質問10で「あまりやりがいを感じない」を選んだ方の記述回答
自立意欲欠く利用者への対応困難
プライベートに入ってこられ困ったことがある
ピア経験はあくまで自分の経験知なので

▽質問10で「まったくやりがいを感じていない」を選んだ方の回答
他のスタッフの覇気がない
職場の同じピアスタッフや理事長からパワハラを受けたから

▽質問10で「よくわからない」を選んだ方の記述回答
同等対等仲間ではないから
作業所の事務員として勤めていたので利用者と接する機会がほぼ無かったから。

 

質問12:ピアスタッフとして、自分が一番大切にしている価値観や考え方を、短い文で教えてください。(15文字以内)

回答(回答者40人全員掲載) 

「闘戦経」から剛毅・真鋭・至誠
いつ死んでも悔いなき生き方
お互いを尊重する
その人らしさ、ペースに寄り添う
ピアの経験に頼らない。
リカバリー
リカバリーを信じること
リカバリーを伝えること
一緒に雨に濡れる。
寄り添うこと
共に考え、共に歩く
共感
共感、理解、自己開示
傾聴と人の考えの受容
今の自分の気持ち
山岳ガイド
私たちは幸せになれる
自分はどう思うか
自分らしく、今を大切に。
自分らしさ
自分自身で共に。
人を疾患で見ない
専門職の在り方を疑う
相手が主役で私は脇役。
相手の立場に寄り添うこと
相手の話を聴くこと(傾聴)
相手を思いやる心
尊重する事 押し付けないこと
他者の世界観を尊重する
対象の方の価値観を知ること。
対等であること
仲間と共に元気に、共に成長する
当たり前を疑う感覚
当事者会の開催を継続する
同じ人間としての関わり
同じ目線
独立性
否定しない
利用者も自分も大事。
利用者を”~さん”と必ず呼ぶ