コンボの動き:精神障がい者と家族のための市民公開講座 報告


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vol.96 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。


○2021/8/29
動画視聴ページは →コチラ(すまいるナビゲーター)

精神障がい者と家族のための市民公開講座 →次回の講座
「働くための一歩を踏み出そう!
実現するための支援と医療」報告

著者
三鴨岐子
さん(参加者:NPO法人全国精神保健職親会)

 

2020年より、コンボ、公益社団法人全国精神保健福祉会連合会、NPO法人全国精神保健職親会、大塚製薬株式会社との共催で、
精神障がい者と家族のための市民公開講座』を開催しています。

コロナ禍になり、オンライン開催ですが、そのため全国の方が気軽に参加できるようになりました。
講座の大テーマは『就労』です。
就労にはさまざまな段階があり、就労のことなど考えたこともない方もいれば、いつかは働きたいと情報を集めている方もいると思います。
今回は、都立松沢病院院長の水野雅文先生の司会のもと、医師2人、働く当事者2人がお話をされました。

○医師2人の話

藤井千代先生(国立精神・医療研究センター)からは、病気による制限がありながらも、満足で希望にあふれた人生をおくる方法であるリカバリーについて説明がありました。
本人が望み、目標とする場合、就労に向かうことがリカバリーの1つになる、とのことでした。

窪田彰先生(錦糸町クボタクリニック)からは、一言で働くといっても、さまざまな形態があること、一般企業の他に就労継続支援A型・B型事業所、生活訓練事業所で工賃をもらうケース、そしてお給料は出ませんが、家事も大切な労働ですとお話がありました。
窪田先生のクボタクリニックは、錦糸町(東京都墨田区)の街全体を『地域』と捉えることにこだわっており、近隣の団体と連携して医療と福祉の境目のない支援をめざしています。

○働く当事者2人の話

そのクボタクリニックを利用されている丑井さん、佐藤さんからは、勤め先、仕事内容や働くうえでの悩み、その解消方法など、事前の質問にもたくさん答えていただきました。
あまりがんばりすぎず、自分のペースで進んでいく。仕事を楽しむその姿勢が長続きの秘訣だな、と感じました。

 

次回の講座は、2021/11/21開催
精神障がい者の就労

「働いてみたい!を叶えるために
 ~最初の1歩を踏み出すための支援と医療~」
です。 ※くわしくは→コチラ

 

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