IMRブックレット2 IMRの実践 一人ひとりのリカバリーのために

IMR2

IMRブックレット2 IMRの実践 一人ひとりのリカバリーのために  (IMR2)

定価(税込)
¥2,420
販売価格(税込)
¥2,420
在庫状態 : 在庫有り

A5判200頁
発行 認定NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ

監修 大島巌(地域精神保健福祉機構・日本社会事業大学)
加藤大慈(戸塚西口りんどうクリニック)

変わっていくのは利用者だけではありません

本書は、統合失調症などの重い精神障害をお持ちの方が、病気について知ることによって自分の病気を管理する方法を学び、リカバリーの道を歩んでゆくという科学的根拠に基づいたプログラムであるIMR(Illness Management and Recovery)ブックレットシリーズの実践編です。

すでにIMRを導入しているデイケア、精神科病院の病棟、地域活動支援センター等で、IMRを実践している方の経験談と、IMRを他のプログラムと一緒に実践している事例等によって構成されています。
近年、地域の医療機関や福祉事業所で広がり始めているIMRというプログラムに興味をお持ちの皆さん、自分のまわりで始めてみたいと考えている支援者の皆さんに、ぜひお読みいだきたいと思っています。IMRの実践を通して変わっていくのは利用者だけではなく、それに関わっていく支援者自身もこのように変わっていく、その過程を本書から読み取っていただければ幸いです。

【本書の内容】
第1章 IMR実践の意義
IMRの意義

実践者への影響やその意義

(疾患ではなくその人そのものに視点がいく/今までみていた姿はその人のごく一部だったことを知る/リカバリーしているIMR利用者をまのあたりにする/自分のリカバリーを考える/リカバリー志向の仲間ができる/IMRに参加していない人への接し方も変わる)

第2章 デイケアでの実践
リカバリーの価値を共有する(久留米大学病院)

一緒に過ごせた時間が希望につながった(日向台病院)

IMRで看護が楽しく(鷹岡病院)

「参加者自身が自らの精神疾患の専門家」として(横浜市立大学附属病院)

自分がどう行きたいのかにあわせて治療を選択できるように(横浜市大センター病院)

IMRの認知行動療法的側面に注目して(宇和島病院)

非現実的な夢にも必ず背景がある(初石病院)

コラム:I-IMRについて

第3章 病棟での実践
病院全体が少しずつリカバリー志向に(藤沢病院)

欠かせない院内スタッフの理解(横浜舞岡病院)

 

第4章 地域活動支援センターでの実践
生活に根差したリカバリーをめざして(港区地域生活支援センター)

自分の言葉で自分のことを話す大切さ(石神井障害者地域生活支援センターういんぐ)

「病気中心の生活」から「意志を持った生活」へ(横浜市精神障害者地域生活支援センター西)

第5章 他のプログラムとの関係
ACTプログラムのなかでIMRを使う

IPSとの関係

家族心理教育との連携

WRAPとIMR

リワークでの実践

付録 IMRの実践に役立つ情報
書籍の紹介

実践に役立つイベント

実践に役立つホームページ

IMRブックレット第1巻、第2巻の総目次

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