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性をタブーにしない


コンボのトップページへ戻る  2025年10月号「こころの元気+」より

第6回 〈連載について→コチラ〉 
「好き」はタブーではない ~LGBTQ+の生きざまから~


筆者:ソウ
あいりきファシリテーター

※精神疾患のある人の性と生殖に関する健康と権利のホームページ


好きなものを好きだと言える。
そしてそんな自分を愛おしく思える。
それはリカバリーの中で核になることではないでしょうか。

今回はそんなことを、LGBTQ+の1人で、精神疾患のある私の生い立ちや経験をとおして話したいと思います。
 

LGBTQ+の生きずらさ〜私の場合

小学生のとき、私はゲイ(男性に恋愛感情や性的魅力を感じる男性)だということに気づきました。
その頃(1990年代初頭)テレビでは、ゲイを気持ちの悪いもの・笑いの対象として扱っていました。

同級生がテレビ番組で揶揄したキャラクターをまねて、皆で大笑いしていました。
その中には私もいました。
笑わないと自分がゲイだとバレていじめられるからです。
私は、自分で自分を笑っていたのです。

私は気持ちの悪い生き物だ。
私は結婚ができない。
孫の顔を親に見せられない。

そんなことをずっと思い続けて…

 

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