→コンボのトップページへ戻る ▼2026年4月号「こころの元気+」より
第12回 〈連載について→コチラ〉
これまでのふり返りと今後の展望
筆者:蔭山正子
大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻
(※精神疾患のある人の性と生殖に関する健康と権利のホームページ)
連載が始まり(2025年5月号)1年目の今回、これまでの「性をタブーにしない」をふり返ってみます。
▼ふり返り
♦第1回は連載の内容と執筆者の紹介でした。
♦第2回は私、蔭山(保健師)が担当しました。
精神疾患のある人への性教育は、米国で精神科病院からの脱施設化に伴って本格的に始まったことなどを共有しました。
♦第3回は高橋幸子さん(産婦人科医)
欧米では性的同意や多様な性のあり方といった人権に根ざした教育が性教育として位置づけられていることなどを紹介しました。
性を語れることは自立の一歩であり、性への抵抗感を減らす唯一の方法は学ぶことであると伝えました。
♦第4回はねもやん(ピアサポーター)
セルフプレジャーを「自分式の幸福」と表現し、人権の一部として学会から「セクシュアル・プレジャー宣言」が出ていることを紹介しました。
♦第5回は白石泰三さん(精神保健福祉士)
性について向き合うことは、人権・その人らしさを大切にすることで、専門職が学んだり語り合ったりすることが大切であると伝えました。
♦第6回はソウさん(ピアサポーター)
LGBTQ+について触れ、好きなものを好きだと言えること、そんな自分を愛おしく思えることが生きるうえで重要であるという思いを共有しました。
♦第7回は野間慎太郎さん(ピアサポーター)
ポルノで得た情報を信じて性行為でまねてしまうリスクについて触れ、性教育を受ける重要性と性感染症の治療について伝えました。
♦第8回は横山惠子さん(看護師)
精神科医療では性を症状やトラブルの原因と捉えがちであり、性の話題を避けるような関わりが多いことを伝えました。
専門職が性を人生の大切な要素として学ぶことが、当事者の苦しみの軽減につながるのではないか、という考えを共有しました。
♦第9回はまるちゃん(ピアサポーター)の生理がこなくなった体験談を共有し、その後、日下桃子さん(助産師)が生理周期や生理不順について解説しました。
♦第10回は日下桃子さん
妊娠・出産について解説しました。
授乳中の服薬や育児中の睡眠不足など、精神疾患により配慮が必要なこともありますが、ひとりでかかえこまずに専門職も含めて多くのサポートを得ることの大切さを伝えました。
♦第11回は市橋香代さん(精神科医)
プレコンセプションケア(略してプレコン)という妊娠前のケアについて解説しました。
精神疾患を治療しながら「子どもを持ちたい」という希望がある方は、精神科の主治医に相談することを勧めていました。
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