→コンボのトップページへ戻る ▼2025年9月号「こころの元気+」より
第5回 〈連載について→コチラ〉
専門職が性についての相談を受けたときに考えること
筆者:白石泰三
一般社団法人Q-ACT
Q-ACTやはた ケースマネージャー
(※精神疾患のある人の性と生殖に関する健康と権利のホームページ)
皆様の中で、性について誰かに相談することに抵抗感がないという方は、どれくらいいるでしょうか?
もともと日本では性のことは「語られないもの」とされ、安心できる関係性があってようやく語ることができ、
さらに性についての悩みとなると、いっそう相談しづらい現状があるように思います。
私の職種は精神保健福祉士で、日頃は看護師や作業療法士などとチームを組み、利用者の生活の場に訪問して利用者の望む生活のサポートをしています。
そんな訪問での相談業務や相談支援専門員の研修に関わる経験をもとに(専門職の代表はできませんが)専門職が性の相談を受けたときに考えることについて話したいと思います。