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じょうずにかわす怒りの気持ち


コンボのトップページへ戻る  2025年9月号「こころの元気+」より

筆者:安保寛明(山形県立保健医療大学 看護学科 教授)

〈ワンポイント動画は→コチラ


安保です。
まだまだ暑さでイライラしやすい季節、冷静に対応する工夫をしていきたいですね。

前回は正論の伝え方の工夫でしたが、今回は、正論で相手を追い詰める場面を減らす習慣づくりを考えます。

 

正論をぶつけることを防ぐつの習慣

正論を伝えること自体は悪いことではありませんが、伝えた結果、関係が悪くなるなら、やり方を見直すことが大切です。
そのために役立つ3つの習慣を紹介します。

1:タイムアウト

「今すぐ伝えたい」をおさえるだけで伝え方が変わります。

正論をぶつけるとき、多くは感情が高ぶっていることが原因です。
「相手を正さなければ」という思いが強いと、つい強い口調になり、結果的に相手を追い詰めてしまいます。

そんなときに有効なのが、「タイムアウト(冷却時間)」をとることです。

実践例(職場での会話)

✖ NGな言い方

Aさん「おいおい! このやり方おかしいでしょ! 何で気づかないの?」
Bさん「え⁉  そんな言い方しなくてもいいですよね!」

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