第36回
○主治医とのつきあい方
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筆者:市川左千子さん(埼玉県)
▼自己紹介
56歳、双極性障害Ⅱ型の女性です。
●躁のとき
躁状態のときには、ローンの組みすぎで自己破産したり、小学生の子どもを残して半年も同棲していたり、2年近く半同棲したり。
近所の母が子どもの面倒を見てくれていましたが、それがなかったら完全にネグレクト(育児放棄)でした。
自分にだけお金をかけたり、たいして知らない人と結婚したり、離婚したり。
●混合状態のとき
躁でもうつでもない状態が今では好ましいとわかっているのですが、混合状態のときにはどっちつかずの気持ちで、すぐに落ちこみ、すぐに感情が爆発するのおさえられなくて、リストカットを続けていました。
●うつのとき
うつのときは、とにかく起きられません。
体が動きません。
まるで大きな岩が乗っているかのように。
ひどいときは食べることも飲むこともできなくなります。
以前3週間ほど飲まず食わずで、でも薬だけはのんでいたらリチウム中毒(※)になり、生きるか死ぬかという状態になりました。
(※リチウム中毒:リチウムは有効な血中濃度と中毒域が近いため、定期的な採血や脱水、他の薬などに注意が必要)
▼主治医とのつきあい方
32歳でうつ病、37歳から双極性障害と診断されて、病歴約25年です。
私は今までに4件の病院に通い、全部で6人の主治医にかかっています。