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SSTで広がる人と人の輪


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どんなふうに伝えればいいんだろう?
〈連載について→コチラ〉 
第2回 
 仲よしだった友人から「私を馬鹿にしてる?」と言われて…


筆者:池淵恵美
神経科土田病院・ひだクリニックお台場/帝京大学名誉教授
(※筆者より:SST普及協会30周年記念事業を開催します→コチラ



前回は自己紹介とSST(社会生活スキルトレーニング)の経験が役立ったエピソードをお伝えしました。
いよいよ今回からは、皆さんがふだん役立てられるスキルを紹介していきます。


もう友人じゃない?

吉澤さんは22歳女性。

高校で統合失調症になり、なかなか学校に行けなくて苦労し、やっと卒業できました。
その後しばらくは自宅にひきこもっていましたが、1年ほど前からクッキーやケーキを作るB型事業所に通い始めました。

初めはまわりと話せず下を向いていて、疲れて帰ってきていましたが、よい香りのクッキーを焼くのが楽しくなり、少し元気になってきました。

ある日、高校からの仲よしのゆう子さんとひさしぶりにおしゃべりしました。

吉澤さんはマッチングアプリで初めて彼氏ができたのがうれしくて、彼氏のことをいろいろ話していたところ、ゆう子さんに「私はふられてばかり。私のことを馬鹿にしているんじゃない?」と言われてしまいました。

 

 

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