戻る

境界性パーソナリティ障害とつきあう


154回 最終回  (※過去の内容は→コチラ)
12年半の連載をふり返って


著者:遊佐安一郎長谷川メンタルヘルス研究所 所長)

 

約12年半にわたって「境界性パーソナリティ障害とつきあう」というテーマで、毎月そのいろいろな側面からお話をさせていただいてきましたが、今回がその最終回になります。
これまでの153回の連載をふり返ってみたいと思います。
 

BPD・トラウマ・TIA…

これまでの連載の中で、境界性パーソナリティ障害(BPD)の特徴として、感情調節が困難(ERD)だということやトラウマを体験している人がとても多いということが見えてきました。
そして、そのような特徴はBPDだけに見られるわけではなく、他の多くの人達も同じような経験をしているということがわかってきました。
トラウマに関していえば、逆境的小児期体験(ACE)研究をとおして、我々が思っていたよりも多くの人達がトラウマを体験し…

戻る 続きを読むには賛助会員になってログインしてください。