戻る

境界性パーソナリティ障害とつきあう


150回  (※過去の内容は→コチラ)
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)(19)
BPDの家族支援でのTIA(19) 
トラウマと効果的につきあうための心理教育の一例

コンパッションの3つの核となる要素①


著者:遊佐安一郎長谷川メンタルヘルス研究所 所長)

 

前回は、セルフ・コンパッションの提唱者のクリスティン・ネフ博士が提案した
セルフ・コンパッションの3つの核となる要素の1つ、「自分に対するやさしさ」についてふれました。


自分に対するやさしさ

他者に対してはコンパッションを持ってやさしくできても、自分にやさしくするのはむずかしいとネフ博士は言います。

そこでセルフ・コンパッションを身につけるための工夫の例として、先月の3月号(181号)で、
〝自分に対して、あたかも自分の親友に対して話しかけるような気持で、真摯にやさしく支援の言葉やアドバイスを伝えてみる〟
というエクササイズを紹介しました。

セルフ・コンパッションの2つ目と3つ目の核となる要素は
「共通の人間性」
「マインドフルネス」です。

人は感情調節が困難になると、耐性の窓(※)が狭まり、普段は対処できる刺激にも闘争逃避の反応が起きやすくなってしまいます。
(※耐性の窓:交感神経と副交感神経のバランスがとれていて、ストレスに対応できるような状態)

特に家族や友人など身近な人に闘争逃避の強い感情の矛先が向かうことが多く…

戻る 続きを読むには賛助会員になってログインしてください。