戻る

境界性パーソナリティ障害とつきあう


148回  (※過去の内容は→コチラ)
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)(17)
BPDの家族支援でのTIA(17) 
トラウマと効果的につきあうための心理教育の一例

コンパッションとセルフ・コンパッション③

 

著者:遊佐安一郎長谷川メンタルヘルス研究所 所長)

 

『感情調節が困難になると、人は耐性の窓(※)が狭まり、身近な人や物にあたったり自傷してしまい、
その結果、周囲の拒絶的な目や批判的言動に傷つき自分を責めて、ひきこもったり、人を避けて苦しくなり、さらに闘争逃避状態になる』
という悪循環について話してきました。
(※耐性の窓:交感神経と副交感神経のバランスがとれていて、ストレスに対応できるような状態)

BPD(境界性パーソナリティ障害)の診断を受けている人が、このような状態になることは稀ではなく、
また診断にかかわらず、人はこのような体験をすることがあると思います。

セルフ・コンパッション」のクリスティン・ネフ博士は…

戻る 続きを読むには賛助会員になってログインしてください。