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境界性パーソナリティ障害とつきあう


136回  (※過去の内容は→コチラ)
トラウマインフォームドアプローチ(TIA)⑸
BPDの家族支援でのTIA⑸ 
生育歴の聴取について

著者:遊佐安一郎(長谷川メンタルヘルス研究所 所長)


前回は、TIO(トラウマインフォームド・オレゴン)と呼ばれている、アメリカのオレゴン州のTIA(※)を紹介しました。

TIOのホームページ内の「TIC入門」という動画のTIAの原則の説明は具体的で示唆に富んでいました。
たとえばインテーク(初回の面接)では、
場の雰囲気への配慮、利用者のトラウマの再体験の刺激にならないような問診票の質問内容、関わり方、主訴や生育歴の聴取の仕方での配慮の大切さなどです。

前号での、その動画を見たことで、ふと去年のこんぼ亭(コンボ主催の講演会)で参加者から聞かれた質問を思い出しました、
というところからお話を続けたいと思います。


 

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