第12回 (※連載について→コチラ)
回復に必要な6つの主要な原則 その7
④協働と相互性⑴
今回の筆者:片山皓絵/山崎さおり
今回の解説:片山皓絵(かたやまひろえ)
(長谷川メンタルヘルス研究所 公認心理師・臨床心理士)
前回7月号は、トラウマインフォームドアプローチ(TIA)の6つの主要な原則(表)の3つ目、「ピアサポート」について、当事者・家族の視点からその体験を交えてお話ししました。
今回からは4つ目の「協働と相互性」について考えていきたいと思います。
① | 安全 |
② | 信頼性と透明性 |
③ | ピアサポート |
④ | 協働と相互性 |
⑤ | エンパワメント、意思表明と選択 |
⑥ | 文化、歴史、ジェンダーの問題 |
6つの主要な原則 ④協働と相互性
組織やシステムには多種多様な立場の人がいて、どうしても力の差が生じてしまいがちです(先生と生徒・上司と部下・専門家と非専門家など)。
意図しなくても、当事者・家族・支援者(その他のスタッフも)などの間には、力の差が生じているかもしれません。