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あんなとき、こんなとき! じょうずにかわす怒りの気持ち


第29回  
いつかの怒りが忘れられない(実践編)


筆者:安保寛明(山形県立保健医療大学 看護学科 教授)

〈ワンポイント動画は→コチラ

 

怒りにふり回されないで楽に生きようというこの連載、先月の4月号(194号)からは「後悔」を扱っています。
先月号では、後悔の多くは誰かからの批判や怒りがつながっていること、自分の存在が小さく感じられてしまうことを紹介してきました。
今月号では、そんな「後悔」の影響をどうやって減らすかを紹介していきます。


過去の分析をやめる

後悔することの多くは、過去の自分が今の自分と一致している感覚をもたらします。
そこで過去の自分を分析することをやめてみてください。

たとえば、先月号の「待ち合わせに5分遅刻した」例であれば、
その時点では「『5分くらいまあいっか』と思う自分」があったかもしれませんけれど、たぶん今はそう思っていませんよね
そうしたら、過去の自分を分析することはもうやめます

それから…

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