→コンボのトップページへ戻る ▼2026年7月号「こころの元気+」より
リカバリーのための薬理学超入門
第2回 薬の役割は?
筆者:佐藤創一郎
希望ヶ丘ホスピタル 医師
日本精神神経学会専門医
▼今回の学び
●手当てとしての薬 ●支えとしての薬 ●備えとしての薬
▼神経による情報伝達
人間の体は多くの細胞が集まってできています。脳も同じで多くの神経細胞で構成され、これらの神経細胞間で情報伝達が行われています。
●シグナル伝達物質
その方法は、細胞同士が直接的に行うものと、シグナル伝達物質を介するものがあり、精神薬理学ではおもにシグナル伝達物質が関わっています。
シグナル伝達物質にはホルモン、局所的化学伝達物質(サイトカイン)、神経伝達物質などがあります。
▼シナプス
神経細胞はシグナル(信号)を伝えるためシナプスという構造を用いています。
シナプスは、神経細胞のはしっこが、他の神経細胞と20~30㎚(ナノメーター)くらいのすき間(シナプス間隙:かんげき)を空けて、シナプス接着分子によって接着している構造です。
(※1 nm (1ナノメーター)は1 mm (1ミリメーター)の100万分の1の大きさ)