→コンボのトップページへ戻る ▼2025年11月号「こころの元気+」より
127回
いつかまた、笑い合える日を願って
(※過去の内容は→コチラ)
筆者:嵐翆(ransui)さん(父親)
兵庫県
▼止まった時間
長男が高校を中退してから、私達家族の時間は止まったような感覚でした。
▼努力家の息子
彼は中学生の頃から非常に努力家で、夢に向かって黙々と勉強に打ちこむ姿を私達は誇らしく見守っていました。
そんな彼が希望していた高偏差値の高校に合格したときは、家族みんなで喜び合ったのを覚えています。
しかし入学後、彼の様子は徐々に変わっていきました。
周囲はあまり努力せずともよい成績をとれるような生徒ばかりで、彼は、「自分だけがこんなに苦しんでいる」と感じるようになったようでした。
▼家族への敵意
授業についていけないことが彼にとって大きなプレッシャーとなり、次第に体調を崩し、統合失調症と診断されました。
高校2年のときに…