→コンボのトップページへ戻る ▼2025年8月号「こころの元気+」より
本や映画などの紹介コーナーです。
映画「どうすればよかったか?」
※現在、劇場でのロングラン/アンコール上映に加え、各地で自主上映会が始まっています。映画の公式サイトをご覧ください。
また、自主上映会開催をご希望の方は、配給会社の東風(とうふう)までお問合せください。
オススメの筆者:加藤玲さん(新宿フレンズ家族会)
冒頭、暗い画面に突然の叫び、統合失調症を発症して悪化した女性の声に続き、映画のタイトルが表示されます。
このドキュメンタリーを制作した藤野知明監督の訴えが凝縮されたシーンです。
監督の姉は親の期待のもと、4浪して医学部に進みますが在学中に発症。
医師で研究者の両親は、初診の病院では「何も問題ないと診断された」と、大声をあげて暴れる彼女を家に鍵をかけて閉じこめます。
「一時的なもの」と思いたかったのでしょう。