本や映画などの紹介コーナーです。
目の見えない精神科医が、見えなくなって分かったこと
著:福場将太
発行:㈱サンマーク出版
定価:1540円(税込)
オススメの筆者:丹羽大輔(コンボ)
この本は、視覚を失った精神科医・福場将太さん(⇨特集2へ)が、見えない世界で見つけた「心の視点」を綴った一冊です。
視力を失うという大きな喪失を経験しながらも、精神科医としての道を歩み続け、患者と向き合い、人生の本質を見つめ直してきました。
筆者は、医学部在学中に網膜色素変性症と診断され、32歳で完全に失明しました。
それでも精神科医としてのキャリアをあきらめず、北海道のクリニックで10年以上にわたり患者の心に寄り添ってきました。
その経験は、多くの人々に希望と勇気を与えています。
本書は、見えることと見えないことの間にある「気づき」をテーマにした体験や思索が綴られています。
視覚を失ったことで得た新たな感覚や人との関わり方…