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家族のストーリー


95回  
絶望から再生へ 
(※過去の内容は→コチラ)

著者:橋本淑子さん(母親)埼玉県

 

「兄へ
結婚が決まったとき、すごく喜んでくれましたね。家族の誰よりも一番に喜んでくれました。
私の心配をしてくれてありがとうございます。そんなやさしい兄の妹でよかったと思っています」

―これは、先日結婚式をあげた娘(妹)が最後のあいさつで読み上げた息子(兄)への手紙です。


あふれる涙

息子(現在37歳)は娘と2人兄妹で、24歳のとき発達障害とわかりました。

いつも人間関係でつまずく兄をそばで見ていて、娘は幼い頃から「大変そうだな」と感じていたようです。
大手企業の障害者枠で、息子は何とか仕事に就きました。
不登校やひきこもりから抜け出し、やっとたどり着いた居場所でした。

でも数年後には…

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