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べてるの家の当事者研究


第180考
「ダブルマイノリティである私の苦労
 ―自己消滅・処理落ち・八方ふさがり

著者:中島雅登(就労継続支援B型事業所Base Camp)

※研究は過去の当事者研究交流集会で発表し、ブログhttps://note.com/nm_diy_2525/で公開しています。


はじめに

私は、精神障害(うつ病)トランスジェンダーという2つのマイノリティ属性を持つダブルマイノリティです
トランスジェンダーとは、「生まれたときの性別とは異なる性別で生きていこうとする人」のことで、私の場合、戸籍は男性ですが自覚する性別は女性です。他者に男性扱いされることや自分の見た目・服装などに性別違和を感じています)

当事者研究のことは大学生の頃から知っていたため、
精神障害とトランスジェンダーそれぞれの苦労については、友人やその時々の支援者などと一緒に研究してきました。
しかし2つも大きな苦労があるため、
日常生活で困難に直面し、障害者雇用枠での就職活動もうまくいきませんでした。
社会のどこにも居場所がなく、人生に絶望している状況です。

そのような中、当事者研究の理念をもとに仕事や居場所づくりをしているBase Campと出会いました。

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