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減薬という旅の彼方に2


4回  抗不安薬について
著者:小林和人(特定医療法人山容会理事長・山容病院院長)
(☆前回の連載目次→コチラ)


不安について

不安はそもそも人間にとって必要なものです。
不安は危険なことを避けて我々の生命を守るために必要な、いわゆる警報装置の役割を持っています。
そして我々は、不安があるからこそ鍛錬して成長するといえます。

まったく不安がない人は、おそらく失敗ばかりして、そして失敗から学べないでしょう。
痛みを知らない人が他人の痛みを想像できないように、不安のない人は他人の不安に共感できないでしょう。

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