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減薬という旅の彼方に2


3回  睡眠薬について(2)
著者:小林和人(特定医療法人山容会理事長・山容病院院長)
(☆前回の連載目次→コチラ)


睡眠薬を順に紹介

睡眠薬について種類ごとに順に紹介します。

●バルビツール酸系

まず、とても古いタイプでのんでいる方はほとんどいないと思いますが、バルビツール酸系(ラボナ、イソミタール、フェノバール)です。
のみすぎると呼吸が抑制されるなど、とても危険で、他の睡眠薬に置き換えることが必要です。
しかし中毒症状だけでなく離脱症状も強く、自分で勝手に中止することは危険です。
いまだにのんでいる人は主治医と相談しましょう。
てんかんの発作抑制のために処方されているケースもあり、その点は要注意です。

●ベンゾジアゼピン系
ベンゾ系の薬の一覧は→コチラ

次にベンゾジアゼピン系睡眠薬です。
催眠、鎮静、抗不安作用を発揮して不眠症を改善します。
つまり脳の興奮を…

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