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家族のストーリー


第77回 息子に感謝  (※過去の内容は→コチラ)

著者:saekoさん(母親)大阪府
 

大切な長男が病気のためにこの世を去った数年後、新しい命を迎え、元気な男の子が誕生しました。
彼の存在は家族を癒し、私は幸福を心と体で感じられ、自然に笑えるようになり、亡くなった子どもの喪失感を日々薄れさせてくれました。

2歳から保育園に入所し笑顔で楽しく通園してくれましたが、毎日のように保育士さんから伝言があり、遊びのときも猪突猛進でけがばかり、集中力のなさを指摘されました。
しかし私は元気でいてくれているだけで幸せでした。
3歳頃になると、先生の話を聞かず、吃音(※)も始まり、注意されることも増えていきました。
その頃の私は、亡くなった子どものこともあり、注意はしていましたが余り怒ることなく接していました。
※吃音(きつおん):話し言葉がなめらかに出ないこと

4歳になっても吃音は治らず…

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