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特集12 ジェネリック医薬品について聞きたい


コンボのトップページへ戻る  2025年8月号「こころの元気+」より


回答者:吉田健
みどり調剤薬局


ジェネリック医薬品について以下のような質問に答えていただきました。

質問
Q29 ジェネリックと先発医薬品の違いは?
Q30 ジェネリックで気をつけることは?
Q31  ジェネリックが品不足の理由と精神科での問題点は?

 


Q29
ジェネリック医薬品と先発医薬品は、成分が同じでも効果や副作用に違いはありますか?
Q30
今のんでいる薬がジェネリックに変わったとき、気をつけることは何ですか?

A
この2つの質問についてはまとめて回答します。

皆さんがのんだ薬は、血液の中に入り、分子やイオンの形になって作用します。
この段階のお薬の分子やイオンは、先発(先発医薬品)でもジェネリック(ジェネリック医薬品)でもまったく同じものであり、区別することはできません。

●薬理作用による効果

添加物が違う、原薬の状態が異なるなど、ネットにはさまざまな情報がありますが、身体に取りこまれた後のお薬の分子やイオンとしての純粋な作用(ここでは薬理作用とする)の質には影響しません。
まったく同じ分子やイオンが、先発でもジェネリックでも同じ程度の量で身体にとりこまれて効果を発揮する、というのはとても大事な事実だと思います。
 

先発医薬品とジェネリック医薬品の違いは?
(開発期間)

●その他の効果

薬理作用による効果とは別に、お薬への期待から得られる効果などもあります。
薬理作用のある成分を含まないプラセボでも効果があることを知っている方もおられるでしょう(⇨特集5のQ13参照)。

お薬を使ったときのトータルの効果は…

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