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特集12「経験専門家」の仲間(ピア)に教えてもらうこと、期待していること


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筆者:笠井清登
東京大学医学部附属病院 精神神経科



私は、大学医学部の附属病院という、医師・看護師・精神保健福祉士・公認心理師などの支援専門職をめざす学生や、研修医(精神科医になる人も、そうでない人も)に臨床を学んでもらうための病院で働いています。
こうした教育しながらの臨床を通じて気づいたことを、研究にも結びつけています。


15年以上経って

私は、精神科医になって15年以上経ってから、初めて、「当事者中心の」とか、「ニーズにもとづく」といったよく使われるフレーズについて真剣にふり返るようになりました。
東日本大震災後の地域精神保健活動がきっかけだったと思います。

それまでは「専門家にならねば」と視野が狭くなっていました。
お恥ずかしい話です。

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