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特集10 自分達の経験は誰のため・何のため?


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筆者:矢部滋也
一般社団法人 北海道ピアサポート協会 代表理事
日本ピアスタッフ協会 会長


経験の価値と学び

私達は、1人ひとり違った精神疾患の経験をしてきた専門家です。
同じ病名でも、病気の症状や薬の作用・副作用、生活の背景や性格はさまざまです。
誰一人として同じ経験をした人はいません。
だからこそ、それぞれの経験に価値があるのではないでしょうか。

たとえば、専門職の人は大学や専門学校で医療や福祉のことを学び、現場で実践を行います。
経験の専門家達は学校では、その「経験」を学びません。
人生の中で、起こり得た病気の発症によって、病気のことや自分とのつきあい方を学んでいきます。

その学びは…

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