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特集8 ベンゾ系薬剤の減らし方


著者:
稲田健
(東京女子医大医学部精神医学講座 准教授)
高江洲義和(琉球大学大学院 医学研究科精神病態医学講座 准教授)



どんな状況の人が減らしたほうがよいのか?

ベンゾジアゼピン受容体作動薬(以下ベンゾ系薬剤)のよいところは、
〇眠れるようになる(催眠効果)
〇不安と緊張が軽くなる(抗不安効果)
〇筋肉の緊張がほぐれる(筋弛緩効果)
などです。


ベンゾ系薬剤のよくないところは、
●眠くなりすぎる(過鎮静)
●不安がなくなりすぎて普段やらないようにしていたことをやってしまう(脱抑制)
●ふらついたり転んだりする(筋弛緩による転倒)
などがあります。

薬を必要とした病気の症状がよくなってよいところの効果が必要なくなった後には、よくないところが目立ってきますから、病気の症状がよくなったら減らしていくといいでしょう。

 

身体依存と離脱症状

ベンゾ系薬剤のもう1つのよくない点は、1年以上薬をのみ続けると身体依存が生じるところです。
身体依存が生じると、薬を急にやめたり減らしたりするときに、離脱症状と呼ばれるとても不快な症状を生じることがあります。

離脱症状には、
・眠れなくなる
・不安になる
・動悸がする
・体の感覚の異常や耳鳴りを感じる
などがあります。

 


ベンゾ系薬剤の基本的な減らし方

減薬を考えたときにはまず…

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