うつ病経験者108人のストーリー ≪アンケート結果≫

UL: 2017-07/12

コンボでは、テレビ番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ放送網;全国32局ネット)の依頼を受け、2017年3月、うつ病のアンケートおよび体験談の募集をしました。
番組では放送時間の関係で、一部しか紹介されなかったため、番組の許可を得て、コンボのウェブサイトでもご紹介することにしました。
回答してくださったのは108人の方々です。108人のうつ病体験、そしてリカバリーのストーリーです。
アンケートにご協力いただき、体験を共有してくださった皆様に、心より感謝いたします。

※番組では他からも多くのデータが集められていました。そのため、ここで掲載している問1および問3の集計結果は、番組内で紹介されたものと、順位が異なる場合があります。
※一部、賛助会員限定となっています。

◆アンケートについて◆
〇アンケート実施期間: 2017/3/21(火) ~ 3/24(金)
〇回答者数: 108人
〇対象: 過去に1度でもうつ病と診断された経験のある方
〇募集: コンボお知らせメール便、Facebook & Twitter でよびかけ
〇主旨: うつ病と診断された経験のある方に、「今思えばあれはうつ病の兆候だったかも」と思うことや、うつ病を抜けたきっかけ、ヒントになったことを伺う。

◆番組について◆
『世界一受けたい授業』(日本テレビ放送網;全国32局ネット)
【放送】 2017年4月22日(土)19:56~20:54   (日本テレビ放送網)
【テーマ】その行動はうつ病かもしれない!体験談から学ぶうつ病予防法&克服法→ ウェブページはこちら

 

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◆アンケートにお答えいただいた方について◆

≪年代≫

 

≪性別≫

 

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【お問い合わせ】
認定NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ
TEL:047-320-3870/FAX:047-320-3871

 

2016年2月号特集「いろいろなツールを使ってみる」(108号)在庫切れ

「こころの元気+」は、コンボの賛助会員の方に(※毎月15日頃までに)お届けする会員誌のメンタルヘルスマガジンです。毎月テーマが変わる特集の部分と、同じコーナーが続く連載の部分でできています。 →『こころの元気+』とは

病気や障害を抱えていると、不調の部分ばかりが気になり、常に不調であるかのように思いこんでしまいます。そうしたときに、自分を客観的に観察することができれば、「不調なときとそうでないときの違いは何か」などに気がつくきっかけとなります。そうした観察を用意にするのが、さまざまなツールです。今回の特集は、ツール(生活に役立つ道具)を活用することできるようになること、気がつくことなどをお伝えします。
こころの元気108表紙
【特集1】まんが:4次元ポケット、さがしてます。(まつもとあけみ)/「うつまま日記。」の作者が日常で使っているさまざまなツールとの格闘を楽しく紹介。
【特集2】記録をつけています(コンボライターの皆さん)/日記、体調の記録、睡眠時間の記録など読者のみなさんの工夫を紹介。
【特集3】SPIS(エスピス)パーソナル版を使ってみる/自分で自分専用の大野チェック項目をつくって記録するSPISを紹介。
【特集4】「こころのスキルアップ・トレーニング」を使ってみる(大野裕:認知行動療法研修開発センター)/認知行動療法で著名な大野裕先生が「かんたんコラム」を紹介。「思考バランスシート」の使い方をわかりやすく紹介。
【特集5】等価換算表(CP換算表)を使ってみる(コンボライターの皆さん)/抗精神病薬の量が多すぎないかを計算する等価換算表の使い方と利用した人の体験談を紹介。
【特集6】WRAPをつくってみる(3人の体験談)/自分で自分の「取扱説明書」をつくるWRAP(元気回復行動プラン)の簡単な説明と3人の方の体験談を紹介。
【特集7】毎日はたいへん!(コンボライターの皆さん)/記録を毎日つけるのはたいへんです。毎日やろうと思ったが大変だった、記録は面倒、などといった感想や体験を紹介。
【特集8】スマホのアプリを使っています(コンボライターの皆さん)/睡眠や気分を記録、日記、うつレコ、などなど、さまざまなスマホのアプリを利用している人からの報告を紹介。
【特集9】こころの元気+をツールとして活用(コンボライターの皆さん)/「こころの元気+」をどのように生活に役立てているのか、3人の方からの報告を紹介。

 

 
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『こころの元気+』1号~200号特集リスト

『こころの元気+』1号~200号特集リスト

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2007年発行

1号 : 3月   あなたの夢はなんですか?
2号 : 4月   私の元気回復と医療
3号 : 5月   私には私の元気行動回復プランがある
4号 : 6月   薬の副作用を減らして元気になる!
5号 : 7月   私は眠れない!
6号 : 8月   なまけてる、って思わないで
7号 : 9月   失敗を自分のプラスにしよう
8号 : 10月   再発してもだいじょうぶ
9号 : 11月   薬との新しいつきあい方
10号 : 12月   孤立しないで仲間と出会う

2008年発行

11号 : 1月   どん底体験があって、今がある
12号 : 2月   季節の変わり目、つらいです
13号 : 3月   生活してるとストレス感じます
14号 : 4月   恋愛もしたいし、結婚もしたい!
15号 : 5月   薬を減らして元気になりたい!
16号 : 6月   もっと私の気持ちをわかってほしい!
17号 : 7月   体を動かして元気になる
18号 : 8月   偏見をなくしたい
19号 : 9月   リカバリーってなんですか
20号 : 10月   家族の絆について考えてみる
21号 : 11月   自分の役割や居場所がほしい
22号 : 12月   私は働きたい

2009年発行

23号 : 1月   生きていくチカラ
24号 : 2月   リハビリについて知る
25号 : 3月   人に話しにくい性の悩み
26号 : 4月   生活のやりくり
27号 : 5月   当事者研究をやってみよう
28号 : 6月   自分の病気を理解してもらいたい
29号 : 7月   病気とのつきあい方とリカバリー
30号 : 8月   人づきあいってムズカシイ
31号 : 9月   支援があれば働ける
32号 : 10月   再発をしない生活
33号 : 11月   健康管理の基礎知識
34号 : 12月   不安なのです

2010年発行

35号 : 1月   小さな目標から始めてみませんか
36号 : 2月   薬のギモンQ&A
37号 : 3月   役に立たないと感じます
38号 : 4月   婚活のヒント
39号 : 5月   親なき後に備える
40号 : 6月   私の失敗談
41号 : 7月   今話題のACTってなんですか
42号 : 8月   身近になる認知療法
43号 : 9月   精神科医療の最新情報
44号 : 10月   気持ちがわかる接し方
45号 : 11月   問題を解決するコツ
46号 : 12月   何をやっても眠れない!

2011年発行

47号 : 1月   見方が変われば世界が変わる
48号 : 2月   再発したらどうするの
49号 : 3月   私の苦手なことを知ってください
50号 : 4月   ふみとどまって生きる
51号 : 5月   いいとこさがしで元気になる
52号 : 6月   親子で同居しています
53号 : 7月   みんな何を食べてるの?
54号 : 8月   もっと知りたい 広げたい ピアサポート
55号 : 9月   消えてしまいたいのです
56号 : 10月   精神科をめぐる今どき情報
57号 : 11月   なかなか症状が改善しない!
58号 : 12月   就職活動をしてみたい

2012年発行

59号 : 1月   病気の体験と私の生き方
60号 : 2月   創刊5周年 新しい時代をつくりたい!
61号 : 3月   薬の今を知りたい
62号 : 4月   まんが特集 入院してました
63号 : 5月   恋愛と結婚を本気で考える!
64号 : 6月   外に出られません
65号 : 7月   直前特集! リカバリーフォーラム
66号 : 8月   メンタルヘルスまんがの世界
67号 : 9月   元気回復行動プランをつくってみる
68号 : 10月   躁うつ病のことを知りたい
69号 : 11月   親を支える
70号 : 12月   うちまで来てくれるサービス

2013年発行

71号 : 1月   失敗しちゃいました
72号 : 2月   発表! ストレス発散ランキング!
73号 : 3月   お医者さんで苦労してます
74号 : 4月   まんが特集 私の気持ちをわかってください
75号 : 5月   からだにも元気をプラス!
76号 : 6月   自分の考え方のクセを知ろう
77号 : 7月   働くのが不安です
78号 : 8月   私は管理されたくない
79号 : 9月   家族も元気に!
80号 : 10月   みんな毎日ぐったりだ
81号 : 11月   発達障害のことを知りたい
82号 : 12月   メンタルヘルス映画の世界

2014年発行

83号 : 1月   精神科医療の未来が知りたい
84号 : 2月   恋をしたい ときめきたい
85号 : 3月   薬を正しく処方してほしい
86号 : 4月   まんが特集 ああ! コンプレックス!
87号 : 5月   つらくて泣いています
88号 : 6月   役所のことで苦労しています
89号 : 7月   看護師さんは何をしているの?
90号 : 8月   ペットに癒されたい
91号 : 9月   仲間の会のことを知りたい
92号 : 10月   決めつけないでください
93号 : 11月   正しい薬の減らし方
94号 : 12月   やめたくてもやめられない

2015年発行

95号 : 1月   安心して暮らしたいな
96号 : 2月   病名はどうやってつけてるの?
97号 : 3月   まんが特集 消えてしまいたい・逃げ出したい
98号 : 4月   食べること 動くこと
99号 : 5月   お金に関する制度を活用する
100号 : 6月   あなたの夢はなんですか?
101号 : 7月   こころの元気マイナス
102号 : 8月   巻きこまれてしまう関係
103号 : 9月   人に紹介したくなる病院を増やしたい
104号 : 10月   私の経験が役立つ
105号 : 11月   できれば長く働きたい
106号 : 12月   申し訳ないと感じます

2016年発行

107号 : 1月   コンボの2016年
108号 : 2月   いろいろなツールを使ってみる
109号 : 3月   まんが特集 精神科病院の世界
110号 : 4月   うつうつとしています
111号 : 5月   知っておきたい離脱症状
112号 : 6月   親なき後に備える
113号 : 7月   私の親は病気です
114号 : 8月   就労の福祉サービスを知る
115号 : 9月   ちょっと元気をプラスしたい
116号 : 10月   障害年金何が変わったの?
117号 : 11月   まんが特集 いやなこと苦手なこと
118号 : 12月   症状について考える

2017年発行

119号 : 1月   医療機関選びのコツ
120号 : 2月   メンタルヘルス ああ勘違い!
121号 : 3月   春を呼ぶリカバリー文化祭
122号 : 4月   恋愛の相手がいない
123号 : 5月   担当医に質問してみたい
124号 : 6月   LGBTのことが知りたい
125号 : 7月   入院ですか?
126号 : 8月   家族に知ってほしいこと
127号 : 9月   ぐっすり眠りたい
128号 : 10月   まんが特集 笑って元気プラス
129号 : 11月   副作用を減らしたい
130号 : 12月   イライラ・爆発何とかしたい

2018年発行

131号 : 1月   法定雇用率がアップする
132号 : 2月   待合室の世界
133号 : 3月   心理社会的療法ってなんですか?
134号 : 4月   まんが特集 働く生活
135号 : 5月   支援者で苦労しています
136号 : 6月   自分で決めちゃだめですか?
137号 : 7月   ピアのちから
138号 : 8月   リカバリーを知って変わったこと
139号 : 9月   偏見ってイヤです
140号 : 10月   まんが特集 お金のやりくり苦労してます
141号 : 11月   自己選択に役立つ治療ガイドライン
142号 : 12月   「回復力」を高める接し方

2019年発行

143号 : 1月   一人暮らし大作戦!
144号 : 2月   なんでこんなに生きづらいんだろう
145号 : 3月   よく考えると変じゃね?
146号 : 4月   災害に備える
147号 : 5月   まんが特集 睡眠あるある!
148号 : 6月   私のSOSに備える
149号 : 7月   病院でもリカバリー
150号 : 8月   当事者から伝える双極性障害
151号 : 9月   薬とのつきあい方が変わってきた
152号 : 10月   私と家族の距離
153号 : 11月   「ジョーシキ」って何?
154号 : 12月   生活の困窮何とかしたい!

2020年発行

155号 : 1月   未来を語ると何かが変わる
156号 : 2月   季節や気候の変化がつらいです
157号 : 3月   ピアスタッフになれますか?
158号 : 4月   私にとっての人薬と時薬
159号 : 5月   まんが特集 いろんな立場の恋愛・結婚
160号 : 6月   手を抜くことが苦手です
161号 : 7月   私のイエナカ生活
162号 : 8月   いじめが今でもつらいです
163号 : 9月   みんなが不安
164号 : 10月   まんが特集 最近あったちょっといい話
165号 : 11月   働くことってどうなってるの?
166号 : 12月   何だか心が折れそうです

2021年発行

167号 : 1月   私の言いたい放題
168号 : 2月   自分の気持ちを大事にしたい
169号 : 3月   入院ってどうなってるの?
170号 : 4月   私はがんばってる?
171号 : 5月   まんが特集 やめられないし、とめられない!
172号 : 6月   私のトリセツ
173号 : 7月   休み方がわからない
174号 : 8月   担当医のどうですかって何?
175号 : 9月   孤独と孤立
176号 : 10月   ピアサポートを文化にしたい!
177号 : 11月   まんが特集 私の知りたい精神疾患
178号 : 12月   ベンゾ系薬剤とのつきあい方

2022年発行

179号 : 1月   変えてみる!
180号 : 2月   お金のやりくり
181号 : 3月   私はあきらめない
182号 : 4月   メンタルヘルスあるある!
183号 : 5月   私の具合が悪いとき
184号 : 6月   相談力を高めたい
185号 : 7月   家族まるごとって何ですか?
186号 : 8月   当事者と医師が伝えるうつ
187号 : 9月   脳の疲れをとる
188号 : 10月   つながるって大変
189号 : 11月   まんが特集 これって私だけ?
190号 : 12月   涙が止まらない

2023年発行

191号 : 1月   私にできること
192号 : 2月   聞けなかった薬の話
193号 : 3月   睡眠と生活のリズム
194号 : 4月   働くことのハテナ
195号 : 5月   まんが特集 いろんな自慢話
196号 : 6月   ココロとカラダを整える
197号 : 7月   無理して生きてます
198号 : 8月   暑いのヤダ!
199号 : 9月   まんが特集 病気のサイン
200号 : 10月   生きづらさをひも解く

 

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特集3 暑さ対策グッズランキング アンケートより(198号)

特集3
暑さ対策グッズランキング
(198号)
アンケートより

こころの元気+2023年8月号より
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 コンボでは2023年8月号の「こころの元気+」特集でアンケートを行いました。
回答してくださったのは賛助会員無料メール会員の方、コンボのtwitterfacebookを見た方です。
アンケートにご協力いただいた皆様に心より感謝いたします。

◆アンケートについて◆ 
〇実施期間:2023/5/10~5/28のネット調査
〇有効回答者数:148人(100%)
〇募集:コンボお知らせメール便やSNSなどでよびかけ

 

▼アンケートのもとデータ

問1冷房以外で、あなたが使ってみてよかったと思った暑さ対策グッズをお選びください
(複数選択可)

 項目 人数 割合
 帽子 79人 53%
 日傘 75人 51%
 扇子(せんす)、うちわ 73人 49%
 アイス枕、氷枕 58人 39%
 さらっとする下着(エアリズムなど) 54人 36%
 ひんやりする寝具 50人 34%
 使い捨ての冷たいウェットシート・タオル 30人 20%
 熱とりシート(冷えピタ、熱さまシートなど) 29人 20%
 クールタオル 21人 14%
 ハンディファン(手に持つタイプ) 19人 13%
 ハッカ油(ひんやり感じるオイル) 17人 11%
 27度等をキープするネッククーラー※ 15人 10%
 冷却スプレー 13人 9%
 首掛けファン 11人 7%
 ミントのアロマ 10人 7%
 保冷剤付きベスト 3人 2%
 ハンディファン(霧・ミストタイプ) 2人 1%
 小型ファンつきベスト 1人 1%
 その他 54人 36%
 有効回答数(複数回答) 148人 100%

 


※ネッククーラー

問2そのほかに、 あなたが使ってみてよかったと思った暑さ対策グッズがあったら1つお書きください(20文字以内)

●サーキュレーター(部屋の空気を循環)
●ぬるいシャワーのあと、うちわ
●パソコンにつなげるミニ扇風機
●除湿器
●扇風機
●卓冷扇風機
●風通しの良いところへ

●ヒヤロン(瞬間冷却パック)
●リュックの背中用保冷バッグ(スリコ)
●汗拭きシート
●氷
●氷嚢
●保冷剤
●保冷剤をハンカチで巻いたもの
●保冷剤付き首巻
●冷やして首に巻く物(名前が分かりません)

●ユニクロのエアリズムのアームカバー
●日焼け予防腕カバー
●グッズとはいえないが半袖ポロシャツ着る。
●サングラス。目の中が日焼けするみたいです
●スポーツ用ゲームシャツ
●ひんやりするUVパーカー(長袖)
●ひんやりする素材のズボンやステテコを履く
●薄手の半袖カーディガンは涼しく重宝した。
●麻のストール

●キンキンに冷えたアイスコーヒー
●グッズではありませんが水筒に水分常備
●メンソールの飴を舐める
●塩分補給タブレット、塩飴
●水ではなくてポカリスエットなど携帯する
●凍らせたアクエリアス、ポカリを氷枕+補水
●熱いお茶

●ハウスオブローゼのクールスカルプスプレー
●ミント系の洗顔フォーム
●メントール入りのシャンプー
●グッズではないが、冷たいお風呂
●日陰のビーチチェア
●日本手ぬぐい
●薄手のタオルを枕元に置いて汗を拭く
●「心頭滅却すれば火もまた涼し」書き懐へ
●気候不安症を癒す本:脱成長テーマ等
●すだれ・風鈴
●家族の育てているグリーンカーテン

 

:あなたの年齢をお教えください。

年代 人数 割合
10代 1人 1%
20代 3人 2%
30代 18人 12%
40代 48人 32%
50代 52人 35%
60代 19人 13%
70代 6人 4%
80代 1人 1%
回答者数 148人 100%

 

:あなたの立場をお教えください(複数回答)。

 立場 人数 割合
 精神疾患のある本人(当事者) 114人 77%
 ご家族 20人 14%
 福祉系の施設で働く専門職、支援者 15人 10%
 医療機関で働く専門職、支援者 8人 5%
 その他 9人 6%
 回答者数(複数回答) 148人 100%

 

こころの元気+2023年8月号より
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特集2 働くこと「あるある」アンケート(194号)

特集2 働くこと「あるある」アンケート(194号)

こころの元気+2023年4月号より
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コンボでは2023年4月号の「こころの元気+」特集でアンケートを行いました。
回答してくださったのは賛助会員無料メール会員コンボのtwitterfacebookを見た当事者の方です。
アンケートにご協力いただいた皆様に心より感謝いたします。

◆アンケートについて◆ 
〇実施期間:2023/1/19~2/1のネット調査
〇有効回答者数:166人(100%)
〇募集:コンボお知らせメール便やSNSなどでよびかけ

 

☆特集2 働くこと「あるある」アンケートのPDFは→コチラ

 


▼アンケートのもとデータ

 

問1:支援者や家族など周囲の人から、働くことに関して次のようなことを言われたことはありますか? 近いものがあれば、すべてお選びください。(複数回答可)。

 項目 人数 割合
 体調や生活リズムを整えてからでないと働くのはむずかしい 52人 31%
 働きなさい、働くべき 47人 28%
 まずはデイケアや就労継続支援事業所などに通わなければいけない 42人 25%
 働ける(自分では働けないと思うのに) 29人 17%
 働くことは無理(根拠もなく) 23人 14%
 働くと病気が悪化するので、やめたほうがいい 18人 11%
 上記以外 20人 12%
 特にない 38人 23%
 有効回答数(複数回答) 166人 100%

 

問2:自分自身が働くことに関して、思っていること・思っていたことはありますか? 近いものがあれば、すべてお選びください。(複数回答可)。

 項目 人数 割合
 体調や生活リズムを整えてからじゃないと、働くのはむずかしい 85人 51%
 自分は働けない 62人 37%
 働くと、病気が悪化するかもしれない 53人 32%
 人間関係がうまくいかないので働けない 50人 30%
 まずはデイケアや就労継続支援事業所などに通って準備しよう 48人 29%
 自分に合う仕事はない 28人 17%
 デイケアや就労継続支援事業所などにずっと通えばよい 9人 5%
 上記以外 19人 11%
 特にない 18人 11%
 有効回答数(複数回答) 166人 100%

 

▼問1と問2で同じ内容の項目を比較してみました。
 周囲から言われたこと(周囲の思いとした)と自分の思いを割合で比べました。

 

問3:働くことに関してご自身に近いものがあれば、すべてお選びください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 働いて元気になった経験がある 84人 51%
 働いて交友関係が広がった 55人 33%
 働く以外にやりたいことがある 47人 28%
 障害者の求人にやりたい仕事がない 41人 25%
 何が何でも働きたい 25人 15%
 障害年金が減ったり、なくなると困るので、働いていない 14人 8%
 就職活動で何社も応募したが採用されず、働くことをあきらめた 12人 7%
 自分は働く必要はないと思っている 11人 7%
 上記以外 26人 16%
 特にない・無回答 10人 6%
 有効回答数(複数回答) 166人 100%

 

問4現在働いている方や働いた経験のある方にお聞きします(オープン・クローズにかかわらず)
同僚や上司とのコミュニケーションで困ったことはありますか? 近いものがあれば、すべてお選びください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 パワハラやいじめを受けた 59人 38%
 相談できる人がいなかった 55人 36%
 体調が悪くても考慮されなかった 53人 34%
 プライベートのことを聞かれた 30人 19%
 腫れ物に触るように接してきた 27人 18%
 体調のことを過剰に心配された 25人 16%
 休み時間を1人で過ごせなかった 23人 15%
 特にない 29人 19%
 その他 (→下記記述式回答へ) 26人 17%
 有効回答数(複数回答) 154人 100%

問4のその他の記述式回答(全26件)

・いつも忙しそうで相談や声かけをしづらい
・うつ病の事を話しても理解されない
・なにをどうするのか? 具体的な指示がない
・ピアスタッフという仕事内容が手探り
・プライベートの活動を制限された
・易疲労等の感覚的な問題を伝えること
・金銭面の相談はできません。
・合理的配慮の約束だったがしてもらえてない
・仕事で放りっぱなしにされた。
・私を異性として意識する人がいる
・自分が過剰に遠慮する傾向があると思う
・自分と人を比べてしまい落ち込む
・障害者枠なのに、全く問題がないと言われる
・障碍特性を理解していない人がいた
・上司に相談しても有効な対策がされなかった
・上司を信用して障害を開示したら辞職勧告に
・上長が精神障害の先輩に死ねと毎日怒鳴った
・職場いじめ(給料明細、勝手に見られた)
・責任の重過ぎる仕事を引き受けてパンクした
・体調管理がなっていないと注意を受けた
・代名詞を多用されると話の意味が分からない
・大人なのに子供扱いされた
・店長と喧嘩になった。
・病気と分かっていれば採用しなかったのにと
・病気について、オープンに話せない
・病気に関する事を一切話せなかった

 

問5現在働いている方や働いた経験のある方にお聞きします。
同僚や上司に相談しづらいこと(しづらかったこと)はどんなことでしょうか? 近いものがあれば、すべてお選びください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 体調 86人 55%
 職場での人間関係 78人 50%
 休みを取ること 66人 42%
 仕事の量(減らしてほしい、やることがない等) 56人 36%
 仕事の内容(わからないことを聞く、責任ある仕事をしたい等) 51人 32%
 お給料 41人 26%
 自分の仕事の評価 40人 25%
 職場でのきまり 34人 22%
 上記以外 17人 11%
 特にない 13人 8%
 有効回答数(複数回答) 157人 100%

 

問6:その他、働くことにまつわる「あるある」の体験談を20文字以内でお聞かせください。

記述の回答は →コチラ

 

問7:あなたの年齢をお教えください。

年代 人数 割合
10代 0人 0%
20代 3人 2%
30代 35人 21%
40代 55人 33%
50代 62人 37%
60代 10人 6%
70代 1人 1%
80代 0人 0%
回答者数 166人 100%

 

こころの元気+2023年4月号より
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特集3「私にできること」アンケート(191号)

特集3「私にできること」アンケート(191号)

こころの元気+2023年1月号より
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コンボでは2023年1月号の「こころの元気+」特集でアンケートを行いました。
回答してくださったのは賛助会員無料メール会員コンボのtwitterfacebookを見た当事者の方です。
アンケートにご協力いただいた皆様に心より感謝いたします。

◆アンケートについて◆ 
〇実施期間:2022/10/25~11/15のネット調査
〇有効回答者数:190人(100%)
〇募集:コンボお知らせメール便やSNSなどでよびかけ

 

☆特集3「私にできること」アンケートのPDFは→コチラ


▼アンケートのもとデータ

 

問1:病気になる前までできていたのに、
病気になった後もしくは診断後にしばらくの間できなかったことがあれば、
すべてチェックを
入れてください(複数回答可)。

 項目 人数 割合
 目標や希望を持つ 140人 74%
 規則正しい生活 134人 71%
 感情のコントロール 129人 68%
 ゲーム、ドライブ、読書、映画等を楽しむ 123人 65%
 外出する 121人 64%
 友人と話したり、遊んだりする 117人 62%
 歯磨き、お風呂、身だしなみを整える 109人 57%
 料理や掃除などの家事 109人 57%
 他者とのコミュニケーション 105人 55%
 まわりの人への気遣いや配慮 90人 47%
 感謝の気持ちを持つ 80人 42%
 近所の人へのあいさつ 79人 42%
 1人暮らし 53人 28%
 上の選択肢以外 15人 8%
 特にない 4人 2%
 有効回答数(複数回答) 190人 100%

 

問2自分は何もできない、役に立っていないと「過去に」感じていたことがありますか?

  項目 人数 割合
 常に感じていた 109人 58%
 時々感じていた 46人 24%
 たまに感じていた 16人 8%
 感じたことはない 10人 5%
 よくわからない 8人 4%
  有効回答数 189人 100%

 

問3:「今現在」自分は何もできない、役に立っていないと感じることがありますか?

  項目 人数 割合
 常に感じている 31人 16%
 時々感じている 43人 23%
 たまに感じている 52人 28%
 感じていない 56人 30%
 よくわからない 7人 4%
  有効回答数 189人 100%

 

問4「できること・できないこと」について、
家族や支援者などのあなたへの関わり方で、あてはまることがあれば、すべて選んでください(複数回答可)。

 項目 人数 割合
 できないことを、できると期待され、つらく感じる 80人 42%
 失敗してもいいのでチャレンジさせてほしい 67人 35%
 もっといろいろな選択肢を提示してほしい 59人 31%
 自分ができないことは家族や支援者にもっと助けてほしい 59人 31%
 できなくても、手を出さず見守っていてほしい 48人 25%
 自分ができることなのに、家族や支援者が代わりにやってしまう 33人 17%
 何かやろうとすると、家族や支援者が見かねて助けようとする 24人 13%
 特にない 22人 12%
 その他 20人 11%
 有効回答数(複数回答) 190人 100%

 

 

問5病気になった後、もしくは診断後のことについておたずねします。
いろいろなことができなくなったと感じたときに、これならできると思って実際にやったことがあったら箇条書きで1つだけ記入ください。(20文字以内)

記述の回答は →コチラ

 

:差し支えがなければ、あなたの今現在の診断名をお教えください。
(複数回答可)

 診断名(複数回答) 人数 割合
 統合失調症 69人 37%
 双極性障害 41人 22%
 うつ病 35人 19%
 発達障害 28人 15%
 統合失調感情障害 16人 9%
 診断名がわからない・教えられていない 6人 3%
 境界性パーソナリティー障害 3人 2%
 摂食障害 1人 1%
 その他 28人 15%
 回答者数 188人 100%

 

:あなたの年齢をお教えください。

年代 人数 割合
10代 0人 0%
20代 5人 3%
30代 28人 15%
40代 68人 36%
50代 68人 36%
60代 18人 9%
70代 3人 2%
80代 0人 0%
回答者数 190人 100%

 

こころの元気+2023年1月号より
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特集3「涙が止まらない」アンケート(190号)

特集3「涙が止まらない」アンケート(190号)

こころの元気+2022年12月号より
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コンボでは2022年12月号の「こころの元気+」特集でアンケートを行いました。
回答してくださったのは賛助会員無料メール会員の方、コンボのtwitterfacebookを見た方です。(下にある表のように今回は様々な立場の方に答えていただきました)
アンケートにご協力いただいた皆様に心より感謝いたします。

◆アンケートについて◆ 
〇実施期間:2022/8/31~9/8のネット調査
〇有効回答者数:160人(100%)
〇募集:コンボお知らせメール便やSNSなどでよびかけ

 

☆特集3「涙が止まらない」アンケートのPDFは→コチラ


▼アンケートのもとデータ

問1涙が止まらなくなった経験はありますか?

 項目 人数 割合
 ある 119人 75%
 ない 33人 21%
 覚えていない 7人 4%
  有効回答数 159人 100%

 

問2問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
涙が止まらなくなったときに、事前に涙が出そうだと気がつきましたか?

  項目 人数 割合
 気づいたら涙が出ていた(事前に気づかなかった) 56人 47%
 涙が出そうだなと事前に気づいた 50人 42%
 覚えていない 10人 8%
 その他 3人 3%
  有効回答数 119人 100%

 

問3問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
涙が止まらなくなったときの理由について、あてはまるものがあれば、すべてチェックを入れてください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 昔のことを思い出して 53人 45%
 生きていることが嫌になって 49人 41%
 人間関係のことで 46人 39%
 よくわからないが何かがつらくて 43人 36%
 孤独を感じて 40人 34%
 仕事や学校等に関係することで 40人 34%
 将来や未来に関係することで 38人 32%
 なぜか、わからなかった 32人 27%
 よくわからないが不安が強くなって 32人 27%
 身近な人やペットを亡くしたことで 32人 27%
 病気がつらくて 30人 25%
 その他: 13人 11%
 有効回答数(複数回答) 119人 100%

 

問4問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
涙が止まらなくなったのは1日のうちどの時間帯でしたか。
あてはまるものすべてにチェックを入れてください。(複数回答可)

 項目 (時間の流れの順番) 人数 割合
 朝(起きてから出かけるまで) 13人 11%
 家を出た後(通勤や通学、施設や病院などに行く途中) 24人 20%
 仕事中、学校にいるとき 23人 19%
 病院の待合室にいるとき 13人 11%
 受診中に 14人 12%
 施設などにいるとき 6人 5%
 昼間 家にいるとき 35人 29%
 昼間 どこか外にいるときに 18人 15%
 誰かに会っているとき 9人 8%
 家に帰ってきた後で 29人 24%
 夜(寝る前の時間) 53人 45%
 夜(寝床に入っているとき) 40人 34%
 その他 17人 14%
 有効回答数(複数回答) 119人 100%

 

問5問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
今現在、そうした涙が止まらない状況はありますか?

 項目 人数 割合
 毎日 10人 8%
 ひと月に数回 22人 18%
 半年に1回ぐらい 19人 16%
 1年に1回ぐらい 4人 3%
 数年に1回ぐらい 4人 3%
 ほとんどない 36人 30%
 まったくない 24人 20%
 有効回答数 119人 100%

 

 

問6問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
涙が止まらなくなっているときは、どんな気持ちでしたか?
あてはまるものすべてにチェックを入れてください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 悲しさや不安が高まっていた 84人 71%
 どうしたらよいのかわからず混乱していた 44人 37%
 まわりの人が見ているか気になっていた 24人 20%
 なぜ涙が出るのかわからず混乱していた 20人 17%
 落ち着いていた 10人 8%
 病気のせいか、と感じていた 9人 8%
 よくあることなので、気にならない 6人 5%
 その他 9人 8%
 有効回答数(複数回答) 119人 100%

 

問7問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
涙が止まらなくなった後(泣いた後)はどんな感じでしたか。
あてはまるものすべてにチェックを入れてください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 体や気持ちがぐったりした 56人 47%
 気持ちが落ち着いた 47人 39%
 すっきりした 34人 29%
 不安や心配になった 30人 25%
 余計につらくなったり、悲しくなったりした 29人 24%
 なぜ涙が止まらなかったのか不思議だった 13人 11%
 気持ちに変化はなかった 12人 10%
 その他 12人 10%
 有効回答数(複数回答) 119人 100%

 

問8問1で「ある」と答えた方にお伺いします。
涙が止まらなくなった後でどんな行動をしましたか?
あてはまるものすべてにチェックを入れてください。(複数回答可)

 項目 人数 割合
 誰かにその話をしたり、相談をした 48人 40%
 不安や心配はあったが何もしなかった 46人 39%
 あまり気にせず何もしなかった 26人 22%
 原因を知ろうとインターネットで検索をした 5人 4%
 その他 18人 15%
 有効回答数(複数回答) 119人 100%

 

問9:あなたの身近な人、大切な人が、涙が止まらない場合に、どんな言葉をかけてあげたいですか(30文字以内)

自由記述の回答は →コチラ

 

:あなたの年齢をお教えください。

年代 人数 割合
10代 0人 0%
20代 10人 6%
30代 23人 14%
40代 52人 33%
50代 52人 33%
60代 18人 11%
70代 5人 3%
80代 0人 0%
回答者数 266人 100%

 

:あなたの立場をお教えください(複数回答)。

 立場 人数 割合
 精神疾患のある本人(当事者) 120人 75%
 ご家族 34人 21%
 福祉系の施設で働く専門職、支援者 22人 14%
 医療機関で働く専門職、支援者 12人 8%
 医師 3人 2%
 その他 12人 8%
 無回答 1人 1%
 回答者数(複数回答) 160人 100%

 

こころの元気+2022年12月号より
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特集1「涙が止まらない」と検索する人達(190号)

特集1
「涙が止まらない」と検索する人達(190号)

こころの元気+2022年12月号より
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著者:宇田川健
(コンボ代表理事)

 

午前3時の困りごと

私はコンボの事務所では、技術系の仕事をしていて、ウェブのアクセス解析も担当しています。
ですので、毎日コンボのサイトは動いているか、アクセスはされているかとアクセス解析ツールを確認します。
ツールを開き、コンボのサイトが動いていて、アクセスがあると「あ、止まっていない」と安心します。

それと同時に、とてつもなく「悲しいな」と思います。
それは午前3時頃です。

午前3時前に起きてしまって、習慣になっているので、アクセス解析ツールを開くときもあります。
午前3時には数人〜10数人の人が、ほとんどスマホからサイトを訪問しています。
その中でも、ほとんどの人が、うつ、自殺、自傷、眠れないことに関係するページにアクセスしているのです。
みんな今、すごくつらいんだな」と思います。

 

検索語句とウェブサイト

コンボに訪問する人の検索語句を過去にさかのぼって見てみると、その3分の1が「涙が止まらない」という語句に何かをつけ加えたものです。
こころの元気+』はポジティブな情報が多いとよく言われます。
コンボのサイトの情報源の多くは『こころの元気+』の内容です。

しかしここ数年、コンボのサイトでのアクセスで一番多いページの検索語は、
涙が止まらない うつ
仕事 なみだが止まらない
涙が止まらない 精神状態」でした。

一方で、
うつ病 なおるきっかけ
うつ くらい部屋 落ち着く
という検索で別のページにアクセスしている人も多くいました。

その検索語句でのアクセスが多いページは、
うつ経験者108人のストーリー」というページのアンケート結果です。
このページの特徴は下の図1が表現しています。
見てみると、「毎日」「夜」「朝」などという単語が見られます。

 

▼図1:「うつ病108人のストーリー」の特徴
(文章の中から単語を選び出し、その出現頻度によって単語の大きさを変えながら並べ替えた図)


(クリックorタップで大きくなります)

 

特集3のアンケートより

今回この特集で、アンケートを行いました。→特集3へ

その中でも問2「気がついたら涙が出ていて止まらなかった」と答えた人が、回答者全体の35%いました(56人/159人)。

また涙が止まらなくなった経験のある人達のうち、問3「その理由は?」という質問に、
「昔のことを思い出して」や
生きていることが嫌になって」など、理由のある涙もあるのですが、
「なぜ涙が止まらないのかわからなかった」という理由がわからない涙もあるということです。

 

「涙が止まらない」と検索する人達は常にいる

今回「涙が止まらない」と検索する人達の検索語句の特徴を図2で表現してみました。

 

▼図2:「涙が止まらない」と検索する人達の検索語句の特徴
(文章の中から単語を選び出し、その出現頻度によって単語の大きさを変えながら並べ替えた図)

(クリックorタップで大きくなります)

ここから推察されるのは、検索している人には体にも不調が出ていて、時と場所を選ばず勝手に涙が流れるようだということです。
検索し、精神の調子の悪さを確認する作業をしているのだと思います。

そんな精神の病の入り口や手前の皆さんが涙について検索し、コンボのホームページにたどり着いているようです。
涙は助けを求めているサインだと思います。

「必要なとき、必要なサポートや相談に結びつけばいいなぁ」と、深夜、午前3時にひとり思うのでした。

 

こころの元気+2022年12月号より
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コンボの動き 第81回こんぼ亭「カラダの病気とウツ ~その精神症状はどこからきている?」報告(189号)

コンボの動き ○戻る
vol.108 コンボが主催・開催した活動や今後の開催予定です。


※「こころの元気+」2022年11月号より

○2022年8月10日開催
第81回こんぼ亭   ※今後のこんぼ亭については→コチラ
カラダの病気とウツ ~その精神症状はどこからきている?」報告

著者
:コンボ事務局


2022年8月10日水曜日の夜7時から、こんぼ亭「カラダの病気とウツ~その精神症状はどこからきている?」をオンライン開催しました。

前半の講演

今回は3人の方をお招きし、前半は、
初めに大坪天平さん(東京女子医科大学附属足立医療センター精神科)に
糖尿病や高血圧などの身体の病気とうつ病や双極性障害、認知症などの関連や女性・男性の精神疾患の違いについて話していただきました。

次に小川真里子さん(東京歯科大学市川総合病院産婦人科)には
女性の更年期障害や精神症状・治療について、

最後に土井直人さん(市ヶ谷ひもろぎクリニック泌尿器科・男性更年期外来)には、
男性の更年期障害や精神症状、治療について話していただきました。

後半のQ&A(一部抜粋)

後半では、ライブでの以下のような質問(一部抜粋)にお答えいただきました。

○糖尿病でうつ病です。薬以外で気をつけることは?
○ホルモンバランスとアルコールとの兼ね合いは?
○エクオールサプリメントはどこで手に入れられる?
○更年期障害の予防は?

開催後アンケート(一部抜粋)

●男性にも更年期障害があることを、初めて知りました。
うつや糖尿病等が相互作用していること、アルコールの過剰摂取が病状を悪化させることなど再確認ができました。
(hagemuさん)

●現在更年期障害の出ている年代ですが、気をつけることも聞けて、とても勉強になりました。
(匿名希望)

●非常にわかりやすく、リラックスして拝聴できました。
男女同時に更年期の話が聞けるというのも、大変ユニークで意義があると思いました。
(ねずっちさん)

●支援者の立場で、男性・女性それぞれのライフサイクルと、その年代特有の悩みや困り感について、学びを心がけています。
ただ私自身、今まさにホットフラッシュに悩まされている最中で(こんなにしんどいとは…)、
「自分の切実な問題」として情報を得たく参加しました。
まずは対処法を見出し、この経験をいずれ臨床の場へ還元していければと思っています。
(匿名希望)

 

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ちょっと知りたい! HSP(ハイリー・センシティヴ・パーソン)(189号)

ちょっと知りたい! ※連載について→コチラ

第93回 HSP(189号)
(ハイリー・センシティヴ・パーソン)

こころの元気+2022年11月号より
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著者:野網 惠
(一般社団法人 長谷川メンタルヘルス研究所  臨床心理士、公認心理師、医科学博士)

 

HSPとは?

米国の臨床心理学者エレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティヴ・パーソン)の頭文字をとってHSPといいます。

全人口の約5人に1人の割合で存在するHSPは、性格や弱さなどではなく医学用語や診断基準などでもなく、とても敏感な神経システムを生まれ持った人を表します(※1)。

HSPの特徴

特徴は、感覚処理感受性の高さと環境の影響を受けやすいことで、その程度には個人差があります(※2)。

共感性が高く、ささいなことにもよく気がつき、におい、温度、音、他者の表情や感情、人間関係、環境などあらゆる刺激や状況に集中的に反応し、徹底的に処理する傾向があります。
そのため神経が高ぶりやすく、高ぶり過ぎると、身体面では不眠や疲弊など、行動面では社会的不快感が生じて思うように行動できないということが起こり得ます(※1)。

行動する前に、よく観察し、熟考することを好み、せかされることや短時間に多くを行うことを好まない(※3)、ひきこもるか無理をし過ぎる(※1)などの傾向もあります。
神経が高ぶっていないとき、高い感受性は長所として働きます(※1)。

HSPと精神疾患との関連

HSPと精神疾患との関連にエビデンス(科学的な根拠)はありません
抑うつや不安を「HSPのせい」と思いこみ、適切な治療を受ける機会を逃すことがないよう、自分の普段の状態を把握しておくことが大切です。

今後に向けて

自分と折り合いをつけて、よりよい生活をおくるために必要な、アーロン博士による4段階のアプローチ(※1の13~15頁)を記します。

「自己認識」HSPである自分を理解すること、
「リフレーミング(捉え直し)」HSPの気質を持って生れついたという視点からこれまでの体験をポジティブに捉え直す、
「癒し」深い傷を慎重に、かつ適切な時期に癒す、
「外の世界に出ても大丈夫だと思えるように。また、外の世界に出るのを控えるべき時もあることを学ぶ」関わりにおけるバランスを学ぶ。

あなたも感受性を活かし、自分にとっての効果的なアプローチ方法を具体的に考え、試みてみませんか。

 


資料
※1:エレイン・N・アーロン著. 冨田香里訳. ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。SBクリエイティブ. 東京. 2008.
※2:Bianca P Acevedo, Elaine N Aron, Arthur Aron, et al. The highly sensitive brain: an fMRI study of sensory processing sensitivity and response to others’ emotions. Brain and Behavior, 4(4):580-94. 2014. doi: 10.1002/brb3.242.
※3:Elaine N Aron, Arthur Aron, Jadzia Jagiellowicz. Sensory processing sensitivity: a review in the light of the evolution of biological responsivity. Pers Soc Psychol Rev, 16(3):262-82. 2012. doi: 10.1177/1088868311434213.

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