マイペースがわからない

Q 30代の女性です。スーパーでレジのアルバイトをするようになりました。 私と同時期に入った方がいるのですが、接客(レジ)をやり、仕込みをしたりと、私よりも何倍も仕事を教わって、できるようになっているのです。でも、私は入る時間が午後が多いためか、教わる時間がないといえばそのとおりなのですが、いまだにレジしかまともにできません。 病気になる前は、それなりに中の上ぐらいで何事もやってきました。中学生の頃は拒食症の中、部活動の部長をやったり、高校から短大までは、アルバイトをしていても人からあてにされる存在でした。 「まだ入って1か月。そんなにあせることなくやればだいじょうぶ」と先輩のパートさんからは言っていただいたのですが、その彼女の仕事ぶりを見ていたら急に不安になりました。 レジをやっていても口はよく回るし、お客様に伝えるべきこともきちんとおっしゃっているし、私はその3分の2くらいしかできていないのです。 薬の副作用ももちろんあります。しかし、健常者の中でお給料をいただいて仕事をするということは、こういうことなんですね。 これを深く考えると、また具合が悪くなりそうなのですが、アドバイスをよろしくお願いいたします。 A 体で感じる今のペースで/菊池良子さん(東京都) 社会でお仕事をされるのはたいへんなことですよね。 ましてや、障害をもっているのに一般の方と同じ仕事をするのですから、まったく同じように仕事をするのはハードルも高く無理だと考えられたほうがいいと思います。 気にはなると思いますが、自分のペースというのは頭で考えるのではなく、体で感じる今の状態でよいのではないでしょうか。 考えてもみてください。仕事ができるだけですばらしいことですよ。自分が精一杯やれば、その気持ちで充分ではないでしょうか。 障害をもっているということの自覚のうえにプロセスがあると思ってみてください。自分の中でそういうプライドを持つこと。 たいへんな中でまわりと比べずにというと、何か自分ができないのを意識してしまうと思われるかもしれませんが、そこにいて、与えられたことをこなすことで充分だし、冷静にできないことをひとつずつクリアすれば、自信になると思います。 ペースが人より遅くてもいいではないですか。それよりも、ゆっくりでも、心をこめるように仕事をされたほうが、ずっと心がおだやかになれると思います。あせりはいい結果を生みません。 障害をもって、あきらかにまわりより仕事が遅くても、そこにいるだけでほっとする存在の方にたまに出逢うことがあるのです。そこにとけこんでいるのです。 自分にできることを自覚して、背伸びしないことが、いい結果につながるのではないでしょうか。その人の役割が必ずあるのではないでしょうか。 A マイペースでないということは…/大野美波さん(埼玉県) あなたは根がまっすぐで、まじめな方なんですね。 いろいろなことを病気前と比べてしまう気持ちはわかりますが、まずは社会復帰できたことを喜びましょう。そこまでいけないで悩んでいる方もたくさんいるのです。
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