作業所に通えません

Q 主人と二人暮らしをしている主婦です。 特にこれといった友人もおらず、近所づきあいもないので、親亡き後、また、主人が亡くなってしまった後のことなどを考えると心配です。 また、主人が仕事で家にいないときはボケーっと過ごしていることが多いので、このような生活を変えないと認知症のリスクも高まるし、先々のことを考えても社会とつながりを持っていかないといけないなと思ったりしています。 そうは思っても人前に出ると緊張しやすく傷つきやすいので、なかなか外で活動することがむずかしいのです。「まずは作業所から」と体験したのですが、気になることを言われて通う気がしなくなってしまいました。でも必要だから通わなくてはならない…。 どうしたら勇気を持って通えるようになるでしょうか? A 相談をしてみては?/(石川県) 私も作業所に通う者です。 通い始めて、今年の1月で3年経ちました。 質問者の方はまだ少しの期間しか通われてないのでしょうか? 作業所で傷つくことを言われたとありますね。私も作業所で傷つくことはありますが、一般の仕事よりもしやすいと感じています。 春になると、季節がら私は調子を崩して休む日も多くなります。でも、一般の仕事よりも休みやすい環境ですし、相談にのってもらえるメリットもあります。 質問者の方も,困ったことがあれば、職員に相談されてみてはどうでしょうか? もしかしたら、相談することによって少しは心がやわらぐかもしれません。 私は始めの頃、休み休みながらも辛抱強く通っていました。 人間関係でも困ったことはありますし、友達と呼べる利用者もいないですが、少しくらい話す利用者はいます。 また、私は作業所の行事にあまり行かないほうでしたが、去年はぶどう狩りの日帰り旅行にも参加してみました。昼食時に苦手な利用者が隣に座ったけれど、温泉に入ったりできてそれなりに楽しむこともできました。 だから、質問者の方も辛抱強く通ってみると、楽しいこともあるかもしれませんよ。 長い目で見てみて、通ってみると何か発見もあるでしょうし、きっと悪いいことばかりではありません。プラスのこともたくさんあるはずです。 あきらめずに通ってみることをお勧めします。 A 誰のために/まちにとびだす障がい者の会・福田一夫さん(栃木県) 僕の友人である女性は、昨年10月より、それまで6年間通い続けていた作業所に行くことができなくなっていました。 でも今年の4月、新年度を契機に休みがちながら作業所に復帰しました。 作業所を休んでいた数か月間、彼女はいろいろな理由をつけて作業所に行けないでいる自分を正当化しようと試みていました。 友人として、ただ見守ることしかできなかった僕でしたが、彼女には1つの質問を投げかけていました。 「作業所へ行くのは誰のためですか?」 彼女には、年老いた母親と弟夫婦とその長男という4人の家族がいます。今年の11月には弟夫婦に第二子も誕生予定です。 家族に自分の将来を助けてもらいたい。でも迷惑はかけられない。 将来に対する不安と、家族そして自分自身への甘え、どうしようもない現実のはざまで、母親のため、弟のため、自分のため…。 いつしか通所は義務となっていたようです。 理事長のやさしい笑い顔は営業用スマイルとしか映らなくなっていったし、作業所での作業は苦痛そのものでしかなくなっていました。
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