マイナスの感情について

Q 私は統合失調症と診断されてから30年以上経つ女性です。  いろいろな症状があり、それとつきあいながら暮らしています。  私にはずっと自分が背負っているものと体の症状がたくさんあり、さらに自信のなさや不安がつきまとっています。そのせいなのか体からすごい臭いがするような感覚に悩まされています。  いじめられたり、つらい体験をたくさんしましたが、自己肯定感の低さに悩み「自分が悪いのでは」という強迫観念と悪いほうへ考えてしまう癖があると指摘されています。マイナスの連鎖というんでしょうか、何かすごいマイナスの感情にひっぱられているような気がしてならないのです。努力はしているのに人生がうまくいかなかったり、いろいろ続くと、どんどんマイナスのことが起きるのです。  いいほうへ人生を転換させたいと思うのですが、うまくいきません。病気のことよりも、人生がうまく展開しないことを悩むのです。何か心がけが悪いのでしょうか?   特に、体から臭いがするというような感じは、自分に対するマイナスの感情の支配というか、そういうイメージの影響かもしれないとは思っています。  それだけに、うまく人生を転換できた方がいたら、そのコツやどんなことを日々心がけているのか、自分が努力をすれば変えられるものなのか、ぜひお教えください。

A マイナスも受け入れマイペースで/河村朋子さん(三重県)

 私は最初9年間はうつと診断され、その後統合失調症になり,23年の病歴です。  学生時代「仕事も結婚もせず、ただ寝ているだけの人間は生きる価値のない、死んでもいい人間です」と担任に言われたことが発病とともによみがえり,今でもトラウマになっています。何もできずぐったり寝ていると、その言葉が幻聴となってぐるぐる頭を駆け回り、「ああ、自分は何をやってもだめなんだ」と1リットル以上の涙を流し、苦しみ、リストカットをしようとしたりしました。  転機が来たのは、調子のいいときにボツボツ書いていた小説が出版社に認められ、一冊の本としてこの世に出たことです。それから私は小説家をめざすようになりました。加えて保健師さんの紹介で障害者の啓発劇をしている劇団に入団し、お芝居をしながらシナリオを書いています。  ところが、私はなんでもネガティブに考えてしまうほうです。ある作家が書いた本があまりにも巧みで、「ああ、自分には才能がないんだ」と落ちこみ、小説を書くのが怖くなりました。 「精神障害と闘う作家として皆に認めてもらいたい」という思いと、「やっぱり自分は何もできない先生の言う通り生きている価値のない人間なんだ」と自信をなくす自分がいて、調子の悪いときには寝こみ、泣きながら母にそう訴えます。「私はいったいどうしたらいいのだろう」と。  すると母は「あせってはいけない。なるようになる。今のあなたで充分じゃない。そのままでいいんだよ」と言います。

続きを閲覧するにはログインが必要です。→ ログインボタンからログインしてください。