自分のことを大切にできません

Q 現在、双極Ⅱ型障害と反復性うつ病性障害、それに強迫性障害を患っている45歳の男性です。  私の悩みは、この年齢でこんなことで悩んでいるのは恥ずかしいのですが、「自分のことを大切にできない」ということです。私の人生は常に精神疾患との闘いの連続でした。高校時代に強迫性障害になり、高校3年の5月には1度目の自殺未遂をしました。  強迫性障害は大学時代少しよくなったものの、今度は就職活動のときに双極Ⅱ型障害を発病しました。会社には入社しましたが、うつ状態のために辞めざるを得ませんでした。私の場合、双極Ⅱ型障害のラピッドサイクル(躁とうつの急速な交代をくり返すこと)のために、長い間働くことができませんでした。  5年前に主治医を変え、症状が少しよくなってきたので、就労活動を始めました。  しかし、4年経ちますがいまだに就労できていません。これは就労環境のきびしさと年齢のハンデもありますが、病気のために体調が思うように安定しないのが原因です。  それに、何か自分の中で困難なことがあると、自殺したくなってくるのです。ただし、主治医を変えてから自殺未遂はしていません。  以前、友人から「自分を大切にして」と言われたことがあります。自分を大切にしなくてはと思うのですが、精神疾患だらけの自分の人生など価値がないように思ってしまいます。自分のことを大切にし、残りの人生をよく生きるためにはどうすればよいでしょうか。

A 逆境力と楽観力/ブックスさん(神奈川県)

 私は34歳の統合失調症をもつ男です。相談者様と同じく大学生の頃、就職活動中にストレスで発症しました。そのときはショックで死にたくなってしまった経験もあります。  現在は作業所に入所して7年になり、仕事も覚えてきて、ほんの少しだけ、自分に自信がついてきたと実感しています。  日常のことでいえば、歯磨きやお風呂に入るなど自分を清潔に保つことや、たっぷり睡眠をとることなども自分を大切にすることだと思います。またやはり「働く」ということも、自分に自信をつける大事な要素だと思います。  動ける状態なら、正社員などはハードルが高いと思えばアルバイトや作業所で、とにかく体を動かして働くことをおすすめします。自分が人の役に立っていると実感することができるからです。  また、スポーツ選手などは自分の心身のメンテナンスにとても気をつかっています。昨今、サッカー選手の著書が人気ですが、その自伝などを読むと自分を大切にする姿勢が学べます。  困難な壁を乗り越える力、逆境力が必要な時代です。逆境力をきたえるには、自分の行動した結果に一喜一憂しないこと。一つひとつに大きな期待をかけすぎず、うまくいかなくても動じない心を持つ。また、何事もいつかはできるという楽観力も必要だと思います。相談者様が自分を大切にすることに成功し、壁を乗り越えていけることを願っています。

A 社会の価値観と違う価値観/ミミさん(岩手県)

 日本は、お金、地位(学歴)、健康、外見等に価値を置く社会だと思います。そんな価値観からだと、精神疾患をもつ人たちは、私を含め「負け組」と蔑まれてしまうのかもしれません。そして蔑まれる側が相手に共鳴してしまったら、どうして自分を大切にできるでしょう。社会の価値観は普遍的なものでしょうか?  私は、そうでないと思います。質問者様も病のもつ意味をもっと肯定的に考えてみたらいかがでしょうか。私は統合失調歴30年の何のとりえもない主婦ですが、がんばって生きてきました。病気に対する差別、偏見も、田舎ということもあり、たいへんなものでした。

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