母の生き甲斐にとまどいます

Q私は、40歳になる女性です。10年来うつ病でつらい思いをしています。父は他界し、母親と2人で暮らしています。  私の悩みは、母が私の面倒を見ることを生き甲斐にしていることに気がついてしまったことです。たしかに私は働くこともできません。寝ていることが多いです。家にいれば、母がすべてを整えてくれます。だから、衣食住の心配はまったくありません。しかし、それは、「現在」の問題でしかないのです。これではいけない、自立しなくてはと思い始めました。  「障害年金をもらってひとり暮らしをしてみたい」と母に話したところ、喜ぶと思いきや、意外にも母は泣き出してしまいました。よくよく話し合っているうちに、母は、どうやら私の面倒を見ることが自分の役割だと感じるようになり、それが生き甲斐になっているようなのです。そのことに気がつき、「お母ちゃんに申し訳ないなあ」という思いが募ってしまいました。それで、「私のことばかりに気をつかわないで、お母ちゃんも楽しんでほしい」と言うと、「あんたが苦しんでるのに、そんなことできない」と言うばかりです。  病気のわが子を思う母の愛情はありがたいのですが、何かこの関係は悪循環のような気がしてしまいます。母のためにも、今のままがよいのか、それともこうした関係を変えたほうがよいのかわからなくなってしまいます。

A 子どもの行動が私を変えました/手風琴さん(東京都)

 私も同じ母親の立場なので、あなたのお母さんの気持ちがよくわかります。私は120歳まで生きて娘を看取ってから死にたいと思っていました。それが無理ならせめて100歳まで生きて「一緒に死のうね」と言っては、娘に「いやだよ」と呆れ顔で拒否されていました。  過去形なのは、私が「親のしてあげることには限界がある」と気づいたからです。どんなにがんばっても親は先にいなくなります。  子どものためにすることは、子どもの面倒を見続けることではなく、子どもを親以外の人間とつなげておくことだと気づいたんです。この場合の人間とは、医療、福祉行政、そして子どもと同じような病気の仲間たちです。

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