作業所の利用料に納得がいきません

Q 結婚している統合失調症の主婦です。最近、作業所で働き始めました。ところが、夫が課税対象ということで、月に最高金額九三〇〇円を払って私は作業所に行かなければいならなくなったのです。今の作業所はそれなりに慣れたし、仲間もできたし、やっと居場所ができたと思っていたら、いきなりこの金額を払わなければいけないのかと思うと、すごく解せないものを感じ、怒りさえ感じます。  工賃は、本当に安く、一時間四〇円くらいです。作業所に行けば行くほど損をするシステムです。なんでこんなことになっているんだろうと、本当に腹立たしいです。行くか行くまいか考えすぎて、頭が混乱してしまいそうです。  デイケアもありますが、場所が遠いです。他のみんなは、「それでも行きたければ行けばいいんじゃないの」と軽く言います。ついでに言うと、私の行っている作業所で、お金を払わなければいけないのは私だけなのです。どうしたらいいと思いますか?

A 作業所へ続けて通ってみては/SJさん(東京都)

 僕は、精神保健福祉士で双極性障害を持っているSJというものです。確かにあなたの言うとおり、現行法の自立支援法には問題点もあると思いますが、精神保健福祉士になって日の浅い僕が、法律のことについてどうこう述べるのはむずかしいので、法律についてはあまり言及できません。ですがお話を聞く限り、作業所のスタッフには問題があると思います。なぜなら利用者負担の説明について、事前の説明責任が果たせていないからです。  もしあなたに事前に充分な説明を果たせていれば、このような思いをされることはなかったと思います。しかし、あなたはその作業所を居場所と感じ、仲間もできたとおっしゃっています。ですから、利用者負担がかかってもかまわないと、旦那様がおっしゃるならば、変な言い方ですが、それに甘えてその作業所に続けて通われてはいかがでしょうか。  もともと作業所は、お金を稼ぐことを目的とした場所では必ずしもないですし、居場所がある、と感じられるのはあなたの社会生活にとってとても重要なことではないかと思います。余談ですが、僕は作業所でアルバイトの職員として働いたことがあります。そのなかで感じとったことから一つ言えるかなと思うのは、他の皆さんが「それでも行きたければ行けばいいんじゃないの」と軽く言うとありますが、それは他の皆さんも、やはり何らかの事情を抱えていらっしゃるので、逆に精一杯のアドバイスじゃないかと思います。

A じっくり考えてみる/阿井植夫さん(千葉県)

 僕は統合失調症で現在無職です。僕も、作業所に通おうかと思った時期がありました。しかし、利用料について納得いかなかったということもありますし、作業内容等にも不満があったので、作業所の利用はしていません。それでも、やはり日中の居場所を求めて地域生活支援センター等にも行ったことがありますが、結局続きませんでした。  質問者様は、作業所で仲間もできて居場所ができたとおっしゃっていますので、それはそれでとても大切なことだと思います。僕のように半ひきこもりになってしまうと、回復という観点からすると少し遠のいてしまうんじゃないかなぁと思います。そういうこともふまえて、今後も作業所に行くか行かないかじっくり決めていったらいいと思います。仕事の一つとして工賃のために行くのではなく、仲間と一緒に作業することや、ご自身の社会性の維持に意義を見いだすのであれば、利用料を支払ってでも、作業所に行くことのメリットが大きくなります。

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