現実と妄想の区別がつきません

Q 私は、三〇歳の女性です。アパートで一人暮らしをしています。私は、自分では本当のことだと思っているのですが、まわりの人たちからは妄想だと言われることがたくさんあります。私が一番困っていることは、隣の部屋に住んでいる人が、二四時間私のことを調べるために監視をしていることです。それで、私も身を守るために、ときどき壁をたたいて、相手に警告を送ります。そのせいなのか、ときどき換気扇からタバコの煙を吹き込まれたりして、困っています。  親からは、「それは妄想だ」と言われます。親が言うには、二四時間も監視をすることは不可能だというのです。それはそうなのかもしれないのですが、もしそれが私の妄想なのだとしたら、いったいどうしたらよいのかわからないのです。私には、そのことが事実だと思えてならないのです。現実なのか妄想なのか区別ができなくて、しんどいのです。 他にも私は現実だと思うことが、他の人からは妄想だと言われることがいろいろあります。何か現実と妄想を区別するよい工夫はないでしょうか。あるいは、妄想はなくすことができるものなのでしょうか。皆さんの工夫やアドバイスをお教えください。

A 一人で考え込まずに/白戸さん(東京都)

 私は四五歳女性です。病名は統合失調症です。私も相談者さんと同じように、家族から妄想だと言われることがよくあります。病気を発症したばかりの頃は、マンションの隣人が盗聴しているとか、夜中に上の部屋の人が音をたてて眠れないなどの妄想がありました。家族に話しましたが、誰もわかってくれずつらかったです。自分でも限界だったので、近くに住む妹の家に住まわしてもらうことで、その件は解決しました。一度現場から離れてみるのも、よいのではないでしょうか? それにしても私も、いまだ妄想と現実の区別のつかないことがあります。  職場での人間関係で何かあると、「それは考え過ぎだ」とか、「一人相撲だ」とよく言われます。そう言われてしまうと、とてもつらくなるのです。でもそれはこの病気の特徴で、ある意味仕方がないと思います。自分なりに解消法を見つけ、気分転換をしたり、誰かに話を聞いてもらったり、認知行動療法などで認知の修正をするなど、自分なりにうまく病気とつきあっていくのがよいのだと思います。

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