前向きになれないのです …

Q 私は、うつ病を患う独身の男性です。 三〇歳でうつ病になって仕事をやめ、一〇年たった四〇歳の今も、働くことができないでおります。 数年前までは、病気を治して、元気になりたい、という気持ちがありました。 でも、そうした自分を前向きに持っていこうという気持ちは、徐々に薄れています。 病状は最初の三年くらいは、ほとんど寝たきりでしたが、現在は、なんとか病院のデイケアに行ったりするだけの状態にまで回復はしています。 でも、「就労」だ「婚活」だ「リカバリー」だ、という上昇志向にはとてもではありませんがついていけません。生きているのがやっとなのです。 今は、実家の両親のもとで暮らしているので、食事などには困りませんが、これから先はどうなるのか不安で仕方がありません。 前向きな気持ちになれない人は、いったいどんな生き方をすればよいのでしょうか。 皆さんのアドバイスをお聞かせください。よろしくお願いします。

A まずあなたの足もとから/秋本智子さん(神奈川県)

私も、かれこれ罹患して二〇年になる者です。ご相談の文面からして、ずいぶん回復されているように感じるのですが、いかがですか? それというのも、すでに、あなたは「前向きになれない」で困っているという、SOSのメッセージを発してらっしゃるというところにあります。 「どうにかして今の状況から抜け出したい」。それは、前向きな気持ちだと私は思います。それから、はたして私たちのゴールは、就労、婚活、リカバリーでしょうか? そういった方がいらっしゃるのも事実ですが、すべてのことが、そううまくいくわけでもありませんよね。上昇志向についていけないのなら、まず、あなたの足元から固めてみませんか?先のことを憂うのも、ごもっともかと思います。そうであれば、せめて、ご両親のいる間に準備を進めましょう。 生活のリズムを、整えることからなさってみては?小さなことからでかまわないのです。社会資源も活用できるかと思います。

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