Vol.173　←本では172になっていますが、正しくは173です。
農業経営

著者：折茂宏明さん（群馬県）

 

統合失調症と軽度の自閉スペクトラム症をもつ36歳男性です。

実は、３年前にも「私の働く生活ストーリー」に掲載されました（2020年２月号156号）。
そのときは、群馬県藤岡市にある農福連携の就労継続支援事業所「マザーリーフ」の利用者として働いていました。

その後、マザーリーフの職員として１年間働き、現在は実家の農業を継いでいます。
今回は、前回からどのように仕事が変わっていったかや心境の変化などをお話ししたいと思います。

利用者から職員へ

マザーリーフの職員として働き始めたとき、私は職員として働けることに誇りを感じつつ、今まで利用者として共にがんばってきた仲間達と距離を感じるようにもなっていました。
職員として、どのように接していいかも悩みました。
私としては「職員だからえらい」というつもりはもうとうなく、今までどおり、同じ精神障害をかかえる仲間として接するようにしていました。
職員として働いていて感じたことは…