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COMHBOの動き
全国にポスターを配布
こころの元気+」をもっと早く知っていたかった
これは、「こころの元気+」を読み始めた方からよく寄せられるご感想です。病気の本人向けの雑誌は今までありませんでしたし、本人の視点で編集されていることも本誌の大きな特長です。
こうした情報を必要としている人に本誌を知ってもらうにも、新聞やテレビで宣伝をしたり、全国の書店に流通させたり、ということが予算的にもできません。多くの方々に知ってもらうためには、どうしたらよいだろうか――。そのことを役職員でいろいろ考えました。そして、「こころの元気+」を知ってもらうためのポスターをつくり、病院やクリニックに貼ってもらうことから始めることにしました。
7月末には、このポスターを全国約3800か所の病院やクリニックに送付いたしました(ポスターを貼っていただけるかどうかは先方の判断になります)。
情報がなくて困っている人に、本誌を知ってもらうために、皆さまもぜひご協力ください。
新薬の早期承認の要望書を提出
世界中で使われている統合失調症の新しい薬が日本では使えないという問題を本誌五月号でお伝えしました。
この問題は、統合失調症だけでなく、多くの病気で起きている問題です。
コンボでは、舛添要一厚生労働大臣と独立行政法人医薬品医療機器総合機構(審査機関)に対し、7月11日と8月8日付けで「世界的標準となっている非定型抗精神病薬の早期承認について」と題する要望書を提出しました。
「これらの薬が使用できれば、多くの統合失調症患者にとってQOLの向上や地域生活、就労などの可能性が高まるだけに、患者・家族はもとより関係者も期待しております。一日も早くこれらの薬剤を必要とする多くの精神障害をもつ方々に使用可能になるよう具体的な措置を講じてください」という内容になっています。
日米当事者交流事業を開催
日米精神障害者の親善交流を目的として、アメリカから統合失調症の当事者お二人をお招きし、「リカバリーを語る」と題する講演会を5月28日・31日に開催しました。
ロサンゼルスからは、エミー・シングソン・ミナミさんとマリコ・オクモトさんが来日しました。エミーさんは当事者組織プロジェクトリターンのサウスベイ地区責任者。マリコさんは日系三世で、エミーさんと一緒に働いています。二人ともプロジェクトリターンから給料を得ています。
この事業は、青い麦の会(鎌倉)と神戸市家族会連合会のご協力を得て共同事業として実施しました。5月28日の鎌倉では200人、31日の神戸では120人が参加しました。
今年11月にアメリカで開催される当事者の全米大会「オルタナティブ・カンファレンス」に、日本の当事者を派遣する予定です。来年度も企画中です。
家族学習会普及事業を実施
家族学習会普及事業は昨年度から家族支援のために行っている事業です。同じ立場の家族から家族に知識や情報を提供するプログラムは米国や香港を中心に広まっています。コンボではいくつかの家族会の協力を得てモデル事業を実施し、日本で実践的で有効なプログラムの開発に取り組んでいます。家族による家族学習会は、疾患・治療・回復・対応の仕方等の情報をテキストの輪読によって共有し、情報に関連した家族自身の体験を共有します。また、家族同士の語り合いや家族の回復に焦点を当てていることも特徴です。受講した家族だけでなく、実施した家族も力をつけていくので今後より多くの家族会等で実施されるように普及の方法を検討しています。
ACT・IPSセンターを開設
CT-IPSセンターは、「コンシューマー(当事者)のリカバリーを実現する伴奏者(伴走者)になることを活動の使命とし、その一環としてコンシューマーの地域生活や希望の実現をめざすプログラムである、ACT(包括型地域生活支援プログラム)やIPS(個別就労支援プログラム)などの普及啓発、教育・研修、モニタリングの活動を実践すること」をミッションとして、2008年4月から、コンボの一部門として活動を開始しました。
このたび、ACTやIPSの支援技術を学ぶことを目的とした連続講座、「地域中心の精神保健医療福祉~ACC/IPSの支援技術・要素を学ぶ~」を開催することとなりました。ACTやIPSの基礎から、これらのプログラムの実践に役立つ支援技術や考え方を五回にわたり集中的に学べるカリキュラムといたしました(平成20年9月27日~21年3月14日)。
地域支援に必要な技術を学びながら、皆様の日頃の支援上の工夫等を共有する機会としたいと思います。