いざ! 津軽へ 青森日帰りの旅(上)

朝6時過ぎ。東京駅の東北新幹線ホームに上がると、少し曇っているようですが、11月にしては暖かい朝のようです。ほどなく、いつも体調に自信がない私の旅につきあってくれる同級生(!)のK君が現われ、いよいよ8年ぶりの青森への旅の始まりです。病気を抱える私にとって、いつも頼もしい存在のK君。早速朝食のお弁当を買っていると、東京6:28発の新青森行き「はやて11号」がホームに入ってきます。やがて列車は東京を出発し、一路北へ。車中では、二人で朝食を食べながら、いつものようにとりとめのない話をします。世の中のこと、仕事のこと、健康のこと、鉄道のこと、K君の家族のこと、そして老後のこと(笑)です。
この列車、盛岡までの途中停車駅は上野、大宮、仙台のみで、あっというまに仙台に到着。震災直後、大きな被害を受けた仙台の新幹線ホームをニュース映像で見た私は大きな衝撃を受けましたが、ずいぶん復旧が進んでいるように見えました。北へ向かうにつれて、東北が大好きな私の気持ちが高まっていくとともに、雲が切れて青空がのぞいてきています。ただ車内は、秋の飛び石連休の初日にしては観光客は少なめ。まだ震災の影響があるのかもしれません。
トンネルを何本も抜け、やがて左に岩手山が見えてくると盛岡。続いて二戸、八戸と停車して、いよいよ昨年開業した区間に入りますが、新線に初めて乗車するときのワクワク感はいつものこと。途中、七戸十和田に停車し、線路は八甲田の裾野をぬうように延びて、10:01定刻に新青森に到着しました。青森に朝10時に着くことができるなんて夢のようです。
奥羽本線のホームへ降りていくと、函館行きの「スーパー白鳥11号」が入ってきて乗車し、10:16に発車しました。一度青森駅へ出て、方向を変えて一路津軽線へ。車内は観光客でいっぱいで、懐かしい津軽のアクセントを聞きながら、特急は初冬の津軽の田園地帯を快走します。私たちは、津軽半島の中懐の駅・蟹田まで乗車します。沿線では、2015年に開業が予定されている新函館までの新幹線の高架工事が進んでいました。やがて陸奥湾が右手に見えてくると蟹田。10:56に到着。ここで30分ほどの待ち合わせで三厩行きのディーゼルカーに乗り換えますが、乗客が数人のローカル列車です(写真:K君撮影)。3つ目の津軽二股駅で下車。11:46到着。東京駅から5時間18分かかって本州最北端に近い、この駅までやってきました。(続く)(事務局・山内)