ACT IPS センターとは?
ACT-IPSセンターは, NPO法人 地域精神保健福祉機構 コンボのなかの一部門です. 日本におけるACTとIPSなどの普及を通じて, 地域生活中心の, 精神保健医療福祉の実現を目指して活動を展開しています. 事業の一環として, ACT全国ネットワークの事務局も置かれています.
ミッション
- 私たちは, コンシューマーのリカバリーを実現する伴奏者(伴走者)になることを活動の使命とする.
- その一環として, コンシューマーの地域生活や希望の実現を目指すプログラムである, ACTやIPSなどの普及啓発, 教育・研修, モニタリングの活動を実践する.
ゴール:獲得目標
長期目標
- リカバリーの文化が精神保健の領域で当たり前のものとなる
短期目標
- 精神保健の専門家, 家族, 当事者がACT・IPSに関して知る
- ACT・IPSが地域の中で実践され, 成果をあげる
- 施策の中にACT・IPSが取り入れられる
ACTとは・・・
ACT(Assertive Community Treatment:包括的地域生活支援)は, 重い精神障害をもった人であっても, 地域社会の中で自分らしい生活を実現・維持できるよう包括的な訪問型支援を提供するケアマネジメントモデルのひとつです. 1970年代初頭にアメリカで生まれてから多くの国に普及し, 効果が実証されています. 特徴として以下のようなことが挙げられます.
- 看護師・精神保健福祉士・作業療法士・精神科医からなる多職種チームアプローチであること.
- 利用者の生活の場へ赴くアウトリーチ(訪問)が支援活動の中心であること.
- 365日24時間のサービスを実施すること.
- スタッフ1人に対し担当する利用者を10人以下とすること.
このような特徴は, 医療・福祉・リハビリなど多岐にわたる支援を網羅する集中的で包括的な, 利用者のあり方に沿った地域生活を支えるために, 欠くことの出来ない要素です.
詳細は、ACT全国ネットワークの「ACTの標準モデル」をご参照ください。
IPSとは・・・
IPS(Individual Placement and Support:個別就労支援プログラム)は、 本人に「働きたい」という希望があれば一般の職に就ける, という強い信念に基づいてサービスを提供する就労支援モデルです. 1990年代前半にアメリカで開発されました. ケアマネジメントの手法を用いて実践され, 本人の好みや長所に注目した求職活動と同伴的な支援を継続します. IPSでは, 就労は治療的効果があり, ノーマライゼーションをもたらすと考えられています。
基本原則として, 以下のようなことが挙げられます.
- 症状が重いことを理由に就労支援の対象外としない.
- 就労支援の専門家と医療保健の専門家でチームを作る.
- 職探しは,本人の興味や好みに基づく.
- 保護的就労ではなく,一般就労をゴールとする.
- 生活保護や障害年金などの経済的な相談に関するサーヒスを提供する.
- 働きたいと本人が希望したら,迅速に就労支援サービスを提供する.
- 職業後のサポートは継続的に行う.

