レッツ! 当事者研究3

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レッツ! 当事者研究3  (369)

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待望の第3弾! 7年ぶりの新刊

 

「レッツ! 当事者研究2」から7年ぶりの新刊! 

当事者研究は、統合失調症や依存症などの精神障害を持ちながら暮らす中で見出した生きづらさや体験を持ち寄り、それを研究テーマとして取り上げます。「問題行動」といわれる状況は、その人なりにつらい状況から抜け出そうとする“もがき”と“つながりの渇望”、さらには対処行動としての意味があり、そこには、「人間としての苦悩」が内在化されている――と当事者研究では考えます。そして、背景にある事がらや経験、意味等を見極めて、自分らしいユニークな発想で、仲間や関係者と一緒になってその人に合った“自分の助け方”や理解を見つけ出していきます。
「レッツ! 当事者研究3」は、向谷地生良さんによる当事者研究のわかりやすい解説と実際の当事者研究を24本収録したものです。

■発行:コンボ 
■四六判・310頁

本書の内容
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第1部 当事者研究ことはじめ …向谷地生良
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■第1章 当事者研究の到達点
■第2章 当事者研究とは何か
■第3章 「生きづらさ」の理解と当事者研究
■第4章 当事者研究の理念と展開
■第5章 べてる式当事者研究の始め方、進め方の一例
■第6章 当事者研究に関する疑問Q&A
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第2部 当事者研究の実際
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■第7章 コミュニケーション系の苦労
――「頭の緊張さん」とのつきあい方…吉野雅子
――「〝ジャックマン〟危険現象」の研究…粟屋めぐみ(ココア)
――「〝やせがまん〟発作とごろつき現象のメカニズム」の研究…島貫慎之

■第8章 生活の苦労
――「昔の苦労のよみがえり現象」の研究…山根耕平
――「自分の働き方と自分の助け方」の研究…松本康一
――「スケジュール混乱現象の解消」の研究…坂雅則
――もったいない屋敷(いわゆるゴミ屋敷)の内部居住者によるフィールドリサーチ…近藤卯月
――当事者研究 ぐるぐる回って一歩前進、一歩後退…吉田百合子
――「ろうそく生活からの脱出」の研究…崎広耕司

■第9章 自分づきあい系の苦労
――昔の苦労よみがえり型「誤作動」の研究…早坂潔
――「パニック発作の起きるとき、起きないときの違い」の研究…木幡重梨
――「緊張爆発&罵声いじめ現象」の研究…池松靖博
――「自分はダメだパニック」の研究…本間崚
――「苦労の中から宝物を掘り出す」研究…まりたん

■第10章 幻覚・妄想系の苦労
――「千手観音幻聴さんとのつきあい」の研究…橋本元広
――きらわれ幻聴さんとのつきあい方の研究…森紀子
――「かまってほしい苦労のメカニズム」に関する研究…成田恵美
――「逃亡サバイバル」の研究…紺野陽介
――「多飲水の苦労のメカニズム」の研究…佐藤太一

■第11章 当事者研究の研究
――当事者研究の魅力と可能性の研究…和田智子・西坂自然
――安心してできるピアサポートの研究…本田幹夫・秋山里子・清水里香・伊藤和之・坂井晃・吉田めぐみ
――「他人事(ひとごと)メソッド」の研究…大矢英明
――「当事者研究ミーティング」の研究(前篇)…いちこ
――「当事者研究ミーティング」の研究(後篇)…いちこ

■当事者研究のネットワーク
■この本に掲載をした文章の執筆時期一覧
■あとがき…向谷地生良

 

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